【関西中学受験体験ブログ】目指せ中学受験!!コッコとたぬりの大冒険【2018年受験体験記2022年受験を目指す過程をお伝えします】

中学受験の現状と過酷さ|身を持って知った辛さと難易度

中学受験の現状と過酷さ|将来の選択肢の幅が広がるのは確かです


中学受験の現状と過酷さについてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。

この記事では、今年の1月に中学受験を終え、現在私立中学1年生の我が家の長女と経験してきた我が家の中学受験の体験から、中学受験が思っていたのとは全然違う!と思った過酷さについて、それでも経験して良かったと思えることなどを

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

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中学受験の現状と過酷さ|長女で思い知った大変さ


一般的に中学受験の勉強は、小学3年生の2月からスタートするようです。

大手進学塾の新4年生のカリキュラムがその時期から一斉に始まるからというのが原因です。

我が家の長女のコッコちゃんの場合は、小学5年生の夏からという大幅に遅れたスタートでした。

大手中学受験専門塾に入るにもその前に入塾テストというものあり、その結果によって入塾の可否とどのクラスへ入れるかどうかが決まります。

そのため、本来なら中学受験を目指すと決めたと同時に自分が志望する塾へ入るためにある程度の勉強も必要になってきます。

やはり我が家のように上の子で、始動が遅すぎたのでなんらしかのご苦労があったご家庭では下の子では早めの対策を取り、低学年のうちから塾通いをさせるご家庭も多いようです。

塾も3年生4年生ではまだ週2日の塾通いも、6年生になると通常授業の他に志望校特訓や模試などが加わり、週5日、ときには毎日塾で過ごすことになる時期もあります。

塾では問題の解き方は教えてくれますが、勉強の進め方までは個別に手厚いフォローはしてくれませんし、それくらいは自分で出来なければ塾の授業にもついて行けません。

年間の学習カリキュラムが固定されているため、その日の授業で習ったことは、その日のうちに覚えることを前提として塾の授業は進められて行きます。

そんな中学受験専門塾に我が家のコッコちゃんのように、途中から転塾により入塾した子は、それまで塾の授業で他の同級生が習っている部分は、勿論学校では教えてくれない事なので、何も知らない習っていない状態で、途中から聞いていても殆ど意味が解らない状態でスタートします。

小学校5年生の夏からの入塾ですと冬ではまだ塾の授業についていけたりついていけなかったりという状態でした。

そのため、知識の定着を図るために塾から大量に出される宿題は、家庭で出来るようにフォローしていかなければならないのです。

子ども1人では、ちんぷんかんぷな内容の事を、よしやろうか!とはおそらくはなりません。色々言葉をかけてあげ、常に前を向いていてもらう必要があります。

私も最初は、小学生が習う内容なんて、親でも教えられる・・・と、そう思っていましたが、難関中学の過去問を見て愕然としました。

中堅校の過去問の入試問題でも簡単には解けません。

今の中学受験の入試問題は、それほど工夫が凝らされ、難易度が高いのです。

最初にコッコちゃんの、第一志望校の過去問を見た時に、

「こんな問題、絶対コッコちゃん解けるはずない・・・」

真剣にそう感じました。

中学受験が高校受験や大学受験と大きく違うのは、学校の授業で習う内容と入試で出される問題の難易度に大きな差があることだと思います。

また受験には、目標に向かっていつ何をするかといったスケジュール管理が不可欠ですが、それが子どもの力だけではできない点も親子間の衝突を生む可能性があると感じました。

親の献身的なサポートがあってはじめてうまくいくというのが、中学受験の最大の特徴で入試問題の難易度より難易度の高い問題かもしれません。

今だからこそ言える事なのですが中学受験を目指すにおいての覚悟は我が家では、親も子も足りませんでした。

中学受験の現状と過酷さ|諦めるタイミングは何度か来る


一度覚悟を決めたなら、中学受験をさせること、塾に通わせることに迷いはもたないほうがいいと思います。

私が何かと良く迷う性格なので余計にそう思うのかもしれませんが、罪悪感や迷いをもったままですと、どうしても親の口から

「これが終わればラクができるから」

「今だけ頑張ればいいから」

という言葉が出てしまいます。

これは、子ども本人を楽にならせてあげたいのではなく、今がしんどい自分自身が楽になりたかっただけなのだと今だからこそわかります。

「後でラクをさせたい」

と考えるのは母親なら当然かもしれませんが、そんな事を言い続けながら、目標の中学校に入学できたとしても、我が家の長女のコッコちゃんのように、合格して入学した後に本当に楽をして勉強をしない子になってしまうと本末転倒です。

本来は、更に勉強をする為に、目標の中学校に入学しようとしているわけで、コッコちゃんの中学校も、受験前から勉強には厳しい学校だとは聞かされていたので、本人にも私や塾の先生からもその事は伝えて這いましたが・・・。

そして、親としても過酷な中学受験を終えた後なので少しくらい・・・とは思ってしまいます。

中学受験が大変だと感じたのは、入学後、親も子も何も楽にはならないという事を今実感しているからです。

大学受験で入学した学生と付属から上がってきた学生を比べると、その学力は雲泥の差。大卒という学歴は同じでも、社会に出てからどちらが苦労するかは明らかであろう。

しかし現在の難関大学への進学実績を見ると、東大や京大、国公私大医学部などの難関大学の合格者は、上位の私立中高一貫校出身者が多くの割合を占めているという現実がある限り、中間一貫校の大学入試までの指導方針は確かだと思うので、学校の勉強に取り残されるわけにはいきません。

子どもが掲げる目標を実現させてあげるためには、入学後の6年間は非常に大切なので、実際楽はさせてあげれないというのが入学後の現実のようです。

そして、ほとんどの私立中高一貫校の場合、高2の段階で高校で習うすべての範囲を終わらせ、高3の1年間を受験勉強に充てることができるカリキュラムが組まれているから、あたり前ですが公立中学校に入学した場合に比べれば、同年代の子と比較しても子どもは入学後も早い授業のペースに追いまくられ苦しい思いをします。

私立中高一貫校へ入れると大学受験には圧倒的に有利であるとは思いますが、中学受験前に親も感じていた、これが終わればホッと一息では無いと言う事です。

レベルの高い中学に進むことの目的は、さらに高度で意味のある勉強をして知識を身に付けること、受験勉強の過程で学習の仕方を学ぶこと、そして人間として成長するためであり、その結果子どもが目指す職業に必要な資格所得が可能な大学へ入学し知識を学び社会へ出て行くためであり、最終目標がいい大学へ入るためではないのです。

中学・高校、そして大学を通じてしっかりとした知識や思考法を身に付けて、子どもを社会に出してあげるためです。

レベルの高い学習ができる環境で身に付けた知識や考え方は、子どもの選択肢の幅や可能性を大きく広げてくれると我が家でも両親ともに今信じて疑っておりません。

なので現在小学3年生の次女のたぬりちゃんが、背中より大きなカバンを背負い塾に通う姿を見ていたら、小学生の子どもにこんな重い鞄を持たせ塾に通わせ受験勉強をさせるのは、かわいそうと思ってしまう事もありますが、決してかわいそうなことではないとい自分自身にも言い聞かせております。

将来、たぬりちゃんが、何かなりたい職業が見つかった時に、学歴的に、年齢的にもう既に目指せないと、もしくは今かだとさぞかし困難だろうと、諦めから入る事の方がかわいそうだからだと今は思っております。

中学受験の現状と過酷さ|乗り越えたからこそ見える事もある


長女のコッコちゃんの中学受験勉強では、目標に向かって努力をする、計画を立てて実践していく、難問に粘り強く挑戦する、自分の気持ちをコントロールするなど、様々な経験をすることができました。(半分以上クリアできていない事の方が多かったですが・・)

勉強自体は志望校に合格するためでしたが、たとえ合格できなくても、実社会に出てから必要なもの、どんな仕事に就いても必ず役に立つものがたくさん詰まっている・・・とそう感じるほどの濃密な2年間でした。

受験にせよ仕事にせよ、目的を叶えるために今何が必要なのかを考えて努力できる人間になる。

これが一番大事なことではないかと気づかされた気がします。

このような濃密で貴重な経験を小学校4年から6年の3年間(ご家庭によって違うでしょうが)経験することは、子どもの人生にとって本当に大きな糧になる事でしょう。

また、それをサポートする親も(どちらかと言えば親の方が)一緒に成長することができたような気がします。

父親、母親、そして子どもが3人4脚で中学受験に臨むことができれば、それは非常に強い家族の絆をつくることにもなるのではないでしょうか?

我が家でも勿論、夫婦間、親子間で、中学受験を目指していなければしなくても良い喧嘩もしました。

しかし、全員が全員、コッコちゃんの合格だけは真剣に考えていてのぶつかり合いでした。

なので、2018年の1月13日の合格発表の日に感じたあの感動は、一生忘れられないほどの事であったのかと思います。

スポーツを幼いころからされて、スゴイレベルで大きな大会を目指されている方は別でしょうが、普通に生きていたら、中学受験をしなければ、子どもがこの年の頃に、家族一丸となり、ここまで真剣に1つの事を勝ち取るために何かをするという事は無いのではないでしょうか?

それだけ考えても、今後の家族のチームワーク向上の良いきっかけになれたとも感じています。

しかし中学受験には勉強のやり方や親の言い方が間違っていたり、ときには子どもを押しつぶしてしまうこともありますし、親子関係や夫婦関係が険悪になってしまう可能性にリスクも無いわけではないという事も同時に感じました。

また志望校に合格できなかった時、子どもに不必要な挫折感だけを残す可能性もあるのかな?とも反面では感じています。

中学受験にはその両面がありますが、得るものの大きさは、何物にも代えがたい子どもの財産になると感じております。

この記事でのご紹介は以上になります。

最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。