中学受験勉強で質問が出来なくなる理由|教育ジャーナリストの方の指摘に思い当たる節もありました
中学受験勉強で質問が出来なくなる理由についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
この記事では、中学受験勉強中において塾でよく質問できなくなる子がいるとの話は我が家のコッコちゃん以外の子でもいたみたいで、実際にそういう事はよくあるとの話を教育ジャーナリストの方の記事で読んだ内容と感想から
- 中学受験勉強で質問が出来なくなる理由|分からない事は悪い事?
- 中学受験勉強で質問が出来なくなる理由|怒られない事が目的に変わっていく
- 中学受験勉強で質問が出来なくなる理由|親として改める事も多いと感じました
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
中学受験勉強で質問が出来なくなる理由|分からない事は悪い事?
分からないことは悪いことになってしまう中学受験勉強
中学受験を目指し受験勉強をしていると、小学生の子どもは【わからない=悪い事】というような思考回路になってしまいがちです。
これは、確かに我が家の現在中学1年生のコッコちゃんの時も、そのような傾向があったかもと今から考えれば思います。
その理由として、私が読んだ教育ジャーナリストの方の記事では、
- 保護者が受験勉強をすべて丸投げしていること。
- 丸投げしているのに塾も子どもも信頼しておらず、自分の価値観で気まぐれなタイミングで評価だけをしていること。
- 何よりも最悪なのが、点数がとれないことを悪いことだと思わせてしまっていること。
以上の3点がよくある原因だとの事でした。
確かに3点目は今から思えばそうだったのかもしれないなと思い当たる節もあります。
教育ジャーナリストの方によると、伴走しながら一緒に学習状況を見ることができないのであれば、塾や講師に任せる覚悟が必要であると書かれておられました。
もちろん相性の善し悪しを判断することが前提ですが、1度任せたら自分の価値観や意見を強要しないで、お互いの価値観や意見を確認しながら進めないと、ダブルバインドになってしまい子どもが混乱する恐れがあるとの事です。
中学受験の勉強においては、点数で善し悪しを判断することは合理的とは言えないとの事。そもそも、点数だけで評価することで、間違えることを悪いことだと思ってしまう小学生は現在でもかなり多いらしいのです。
そして、悪いことなのだから隠さなくては、という意識が芽生え、間違いを誤魔化し、分からないことを言い出せなくなってしまうのです。
そうなると、解答の丸写しや、できていないのに丸をつけてしまったりという行動を、自然にするようになってしまうとの事(実際我が家のコッコちゃんの場合もこれはありました)。
質問をすることは、自分は悪いですと告白するのと同じなので、分からないまま取り残され、授業はどんどん進んでいってしまい、さらに分からないが積み重なって、どうしようもなくなってしまうという風になるのが質問ができなくなる理由との事でした。
受験間際に我が家のコッコちゃんも塾で質問が出来なくなった理由が、受験間際で塾の生徒の子の質問が増え先生の手が足りなくなったからだと母も思っていましたが、もしかしたらない面ではこういった理由もあったのかなと今更ながら反省で、次女のたぬりちゃんの時には気をつけなくてはと思いました。
中学受験勉強で質問が出来なくなる理由|怒られない事が目的に変わっていく
怒られないことが目的化してしまう中学受験生
そしてわからない事が悪いことだと思ってしまった中学受験生は、そこまで追い込まれたてしまうと防衛本能から、いとも簡単にカンニングをするようになってしまう子もいるそうです。
怒られないことが目的化すれば、真面目に勉強することとカンニングすることの選択基準は、どちらがより低い労力で達成できるかという判断によってしまうとの事。
そしてカンニングの方が簡単だと直感的に判断する受験生も結構いるようです。
実際、分からないが積み重なった生徒ほど、カンニングの方が楽になってしまうのですから。
(ちなみにカンニングをしない受験生は、「苦労した方が自分のためになる」あるいは「カンニングする方が面倒だしリスクも大きい」と考えている傾向があるようです。どちらも問題を孕んでいるおですが・・・)
実際、中学受験塾において、カンニングはかなり横行していると教育ジャーナリストの方は書かれていました。そして、この問題を解決しにくくしている原因として、塾の対応と一定の保護者の反応があるようです。
まずカンニングに関しては、見て見ぬふりをする塾も実際にあるようです。
「疑わしきは罰せず」
という大義名分を掲げる講師もいるようですが、実態は
「クレームや退塾に繋がる可能性があるから」
という理由が多いようです。
カンニングを指摘することで、
「言いがかりだ」
あるいは
「塾側の管理不足だ」
と激昂する保護者は少なくないようですが私はこれは100%保護者が悪いと思いますし塾の責任は殆ど無いのでは・・・?
と思いますが・・・いわゆるモンスターペアレントではないでしょうか?
中学受験勉強で質問が出来なくなる理由|親として改める事も多いと感じました
塾側としてもモンスターペアレントともめるのが面倒だから指摘しないでおこうというわけになるようです。
そういうスタンスの塾の場合、保護者は結局何も知らないまま受験を迎えることになりかねません。
そうなると受験本番ではカンニングなど容易に出来るわけもなく、模試ではある程度カンニングで点数を稼いでいたため、模試通りの実力が当たり前ですが本番では発揮されずに不合格となるわけです。
そうならないように、まずは保護者が自らの価値観や言動を振り返っておく必要があるとの事で私もコッコちゃんの中学受験の時を振り返り反省すべき点も沢山ありました。
点数のためではなく、自分の成長のために勉強するのだと、それがやがて社会のために成っていくから、仕事や豊かな人生へと繋がっていくという先々の目標を見据えて今勉強をしているという事を親子ともども共有し、二人三脚で歩むことが大切だと再確認しました。
今回は、質問できなくなる理由とカンニングをしてしまう理由について考えてみました。成績だけで評価することで、「学ぶことの意味」がズレてしまうのです。
確かに目先の模擬試験の点数が気になるのは私も実際にそうでしたし、たぬりちゃんが6年生になった頃には、また本日のような綺麗ごとを言っていられない精神状態になるのかも知れません。
しかし、根幹としては子どもが何故今、本来なら遊びたい時期に一生懸命遊ぶ時間を削り勉強をしているのだろう?と考えれば、それは将来大人になった時に、自分がなりたい職業を目指せる位置にいるためだという事を常に持ち続けて行きたいなとこの教育ジャーナリストの方の記事を読んで感じました。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。