キッズウィーク教育再生会議での提案への賛否|2018年4月からの実施を目標にしておりますが・・・
キッズウィーク教育再生実行会議賛否についてこの記事をご覧いただきありがとうございます。
目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
この記事では政府での教育再生実行会議で提案されたキッズウィークを2018年4月から実施を目的とされている事について
- キッズウィークとは?
- キッズウィーク教育再生実行会議に対する賛否|高まる反対意見にその理由
- キッズウィーク教育再生実行会議に対する賛否|母的には
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
キッズウィークとは?
キッズウィーク
政府が2018年4月からの実施を目標に創設を検討している大型連休です。
全国の小中高校を対象に、夏休みなど長期休暇の一部日数を削り、同日数分を地域ごとに別の時期に割り当てることを想定しています。
子どもの連休に合わせて大人に有給休暇の取得を促すことや、全国的に連休を分散させることによる旅行需要の平準化、観光産業の活性化などが狙いとの事。
しかし、有給休暇の取得には企業の協力が不可欠であるため、実現を疑問視する声もあるようです。
キッズウィーク教育再生実行会議に対する賛否|高まる反対意見にその理由
政府が打ち出し【キッズウィーク】の構想への批判が既に高まっているようです。
キッズウィークのアイデアが公表されたのは、5月24日に開催された教育再生実行会議における、安倍首相の冒頭挨でした。
『家庭や地域の教育力を高めるためには、特に、大人が子供に向き合う時間を確保することが必要』と仰い、そのための策として、地域ごとに学校休業日の分散化を図る【キッズウィーク】に取り組む考を語られました。
これは6月1日に提出された教育再生実行会議の第十次提言にも盛り込まれています。
今後文科省が具体的な政策を検討するとの事です。
キッズウィークは子供のためになるのでしょうか?
今現在で、分かる範囲では、学校の夏休みを5日ほど短くする代わり、別の時期の月~金の5日間を休みにするという施策である事です。
これを全国一律ではなく、地域ごとに時期を分散化させて行う、というのが【キッズウィーク】です。
教育政策としてこれを提言するのは、
「大人が子供と一緒に過ごす時間を多く確保するため」
との事でしょうが、本当にそうなるでしょうか?
安倍首相は上に挙げた挨拶の中で、こうも仰っておられました。
「この取組は教育的な効果はもちろんのこと、観光需要の平準化や地域活性化などに資することにもなります。 」
「企業においても有給休暇の取得を促進するなど官民を挙げて働き方改革を更に進めていくことが大切です。今後、国においては官民からなる総合推進会議の設置、地域においては関係者による協議会の設置を進め、官民挙げた休み方改革を進めてまいります」
そんなこと・・・
有給休暇の取得の促進とありますが、そんなに理解の深い企業なんてごくまれで、この恩恵を受けれるのは公務員の方と一部の有給休暇が元々取りやすい企業に勤務されている方だけだなと母は感じました。
5月30日には観光庁が【観光ビジョン実現プログラム201】を発表しており、主要施策のひとつとして【キッズウィーク】による休暇改革も盛り込まれています。
かなり本気のようで2018年4月から実施される可能性は高そうです。
また、同じ日に内閣の未来投資会議で検討された【未来投資戦略2017(素案)】でも、【キッズウィーク】を含む【観光ビジョン実現プログラム2017】を実行することで、地域経済好循環システムを構築すると謳っておられます。
そもそも学校の休暇を分散させようという話は、今回初めて出てきたものではないのですが・・・。
【日本再興戦略 2016】では「観光立国」というテーマで、【休暇取得の促進・分散化】の目標が掲げられていました。
この時点では、学校の裁量で「県民の日」を休みにすることなども想定し、昨年春、文科省は教育委員会に学校休業日の柔軟化の検討を、経団連は企業に、学校の動きに合わせて年休取得の促進を検討するよう、それぞれ依頼しております。
このようなことから、今回出てきた構想は観光関連の経済政策と、今政府が最も力を入れている働き方改革の強化策というのが本来の目的で、【キッズウィーク】という子どもの為、親子の為感が出るようなネーミングを使うために、子供を出しに使っているのでは……、感じてしまったというのが偽らざる第1印象でした。
キッズウィーク教育再生実行会議に対する賛否|母的には
- 「子どもが休めても働いている親も休めなければ意味がない」
- 「公休でないならおかしい」
- 「子どもがいない家庭はどうなるのか」
- 「非正規雇用の親は簡単に休めない」
- 「(給料が少なければ)子どもと遊びに出かける暇はない」
- 「サービス業、観光業の家庭は子どもだけ連休になって大変」
- 「子どもと一緒の時間が増えるのは賛成、もう少し導入の方法を考えて」
・