子ども見守り地域に定着大阪府熊取町|事件を風化させてはいけません
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目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
この記事では、我が家からもそう遠くない大阪府の熊取町で当時小学4年生のお子様が行方不明になるという事件が起き5月20日で丁度15年になる事から
- 子ども見守り地域に定着大阪府熊取町|住民の熱意がスゴイ町です
- 子ども見守り地域に定着大阪府熊取町|15年間
- 子ども見守り地域に定着大阪府熊取町|神戸医療福祉大の鈴木大介准教授も評価
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
子ども見守り地域に定着大阪府熊取町|住民の熱意がスゴイ町です
大阪府熊取町で当時小学4年の女の子が行方不明になって5月20日で15年になります。
我が家からもそう遠くない所での事件であった為、私にも凄く印象に残っているショッキングな事件でした。
まだ行方不明になった女の子は見つかっておらず、今でも周辺の町の公共の施設や警察署の前の掲示板には行方不明の女の子の情報を求める貼り紙が貼られています。
熊取町では事件を機に、住民らがボランティアの
「子ども見守り隊」
を設けるなど、安全への取り組みを強化してこられました。
事件の「風化」や住民の入れ替わりを乗り越え、運動は現在も定着しております。専門家の声も
「住民の熱意に加え、さまざまな参加の形があり補い合っていることで成功した」
と分析されています。
子ども見守り地域に定着大阪府熊取町|15年間
「第2の被害者を出さないために地域の目が大切」
と、見守り隊メンバーの76歳の男性は、その一念で毎日通学路に立ち続けてくれています。
発足は事件翌年の2004年。
93人で始まった活動は、登録者が230人を超えるまでになりました。
ただ、15年間の道のりは平たんではなかったとの事。
子供や孫の卒業を機に活動を離れる人も多く、事件の風化で、転居してきた「新住民」らの取り込みが難しくなったとの事。
見守りたいの皆さんは参加頻度などの条件は設けず、地道に新メンバーを勧誘してきました。関与の頻度にかかわらず全員で懇親会を開くなど続けやすい環境を整え、活動を維持してきたのです。
子ども見守り地域に定着大阪府熊取町|神戸医療福祉大の鈴木大介准教授も評価
また、子ども見守り隊とは別の形で見守りをする団体も町の防犯力を高めているのが熊取町です。
地域の愛犬家で作る
「わんだふるくらぶ」
は犬の散歩時の見守り活動が柱です。
気軽に参加でき、隊員がいない登下校以外の時間に目を配る効果もあります。専門知識を伝える警察官OB組織もあり、相互に連携しているとの事で心強いですね。
地域の見守り活動に詳しい神戸医療福祉大の鈴木大介准教授は熊取町の取り組みを
「事件が未解決で地域の関心が比較的高い上、多様な取り組みが補い合いうまく機能している」
と評価されています。
「各自ができる範囲での参加を認める寛容さが大切」
との補足もされていました。
散歩や買い物、清掃といった日常生活に見守りの意識を加えることで、続けやすく目が届かない範囲も減らせると言われ、
「さまざまな活動が成り立つ『参加のグラデーション化』がポイント」
と強調しておられました。
この事件から15年が経過した2018年現在。
正直、全国を見渡せば、小学生の子どものような幼い子が犠牲になる事件は増えてきている気がします。
各地が民間と行政がうまく連携して、熊取町のように子どもの見守りに対する意識を高め、耳を塞ぎたくなるような幼い子供が犠牲になるような事件を根絶できればと心から思います。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。