新生活が始まり中学生は疲れが出やすい5月|不登校が始まるのが多い時期
目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
我が家の長女のコッコちゃんも今年から中学1年生となり、新しい環境での新生活が始まりました。
今の所、電車での通学にも少しは慣れたみたいで、目標であった中学校だけあって中学生活も楽しいと言ってはいますが、やはりこの5月くらいからは多少疲れも出て来ているようで、平日などは早々と寝てしまう事もシバシバです。
この記事ではそんな新生活が始まった4月から翌月の5月はやはり中学生には1番疲れが出てくる時期との内容が書かれていた神戸松蔭こころのケア・センターの坂本所長さんを取材した記事を読んだ感想とその内容から
- 新生活が始まり中学生は疲れが出やすい5月|文部科学省の調査結果
- 新生活が始まり中学生は疲れが出やすい5月|一概に怠けているわけでは無いのです
- 新生活が始まり中学生は疲れが出やすい5月|行けない事は0ではない
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
新生活が始まり中学生は疲れが出やすい5月|文部科学省の調査結果
文部科学省の調査では、不登校の児童・生徒数は学年が上がるとともに増え、中学1年で急増するようです。
2016年度は、小学6年の9794人が中学1年で約2・7倍の2万6358人となっています。
兵庫県教育委員会によると、県内は16年度で不登校の小学生が1125人、中学生は4634人。
学年別のデータは公表していませんが、全国各地でも同様の傾向との事です。
中学校になれば、今までとはまた違う小学校からの生徒と一緒に通うために最初から人間関係の形成に上手くいかないとやはり4月は我慢しても長期休暇のゴールデンウィーク明けくらいから学校へ行きたくないとの気持ちが強くなり学校へ行けなくなる子どもたちが増えてくるようですね。
新生活が始まり中学生は疲れが出やすい5月|一概に怠けているわけでは無いのです
神戸松蔭こころのケア・センターの坂本所長は、背景には環境の変化や心の発達による自我の形成などが挙げられると仰っておられます。
坂本所長は
「複数の要因が重なり、誰もが不登校になる可能性はある。ゴールデンウイークや夏休みの後は、新しい環境に適応しようと頑張った疲れが出やすい」
とのご指摘。
友人とのけんかや風邪による欠席が原因の一つになることもあるとの事です。
朝に起きられなかったり学校から帰宅後に元気がなかったりするのは、不登校になる兆候とされています。
ただ、子どもは自分の状況や思いを的確な言葉で伝えることが難しく、どうしても親は
「行けない理由がないなら怠けている」
と怒ってしまいがちですよね。
坂本所長は、そんな兆候に
「親は焦るだろうが、子どもが悩みを言い出せるような雰囲気づくりを心掛けてほしい」
と助言されておられました。
確かに行きたくはないのには何か理由があっても、その理由は親に言いたくはない理由なのかも知れません。
しかし、親に理由は言いたくなくとも、学校へは行きたくなく、仮病を使ったり、取ってつけたような理由で休みたがったら、親であれば怠けていると思ってしまいますよね・・・。
新生活が始まり中学生は疲れが出やすい5月|行けない事は0ではない
もし仮に、わが子が不登校になっても
「学校へ行くを『1』、行かないを『0』と考えないことが重要」
と坂本所長は仰います。
不登校の子どもが一足飛びで、学校へ行くようにはならないからというのが理由とのこと。
部屋に引きこもり何もできなかった子どもが、好きな漫画を読んだりテレビを見て笑ったりするのは大きな良い変化だと仰います。
坂本所長はさらに、不登校の子どもを持つ親が引け目を感じて、親戚やママ友に会えなくなる親の「孤立化」も懸念されておられました。
確かに我が子が学校に行けなくなったとなれば私でも、おいそれと人には会いたくなくなると思うのです。
どうしても人に会えば子どもの話になりますし、その時正直に言うにしても、言いにくくて誤魔化すにしてもどちらにしても会話自体楽しくないと容易に想像できますので人に会う事を避けてしまいそうな気がします。
そしてそれが親が誰にも相談できずに悩み、子どもへ冷たく当たるという悪循環につながると坂本所長は仰います。
「学校に通えるようになるまでに通過点はたくさんあり、その段階を踏めた部分を前向きに捉えることが大切」
とのお言葉でした。
確かにいつ何時我が家の2人の娘に起きてもおかしくない事ですので、この新聞記事を読み私も肝に銘じた次第です。
当人になんの問題もなくても、いつ誰に起こってもおかしくない現代社会だけに、一概に怠けとは決めつけない方が良いみたいですね。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。