小学校の英語科目科に伴うモジュール学習の提案について|科目科自体が教育格差が開く一方?
小学校の英語科目科に伴うモジュール学習の提案についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
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この記事では、2020年から新指導要領が施行され小学校にも英語が科目科されることについて、現在モジュール学習の導入が検討されている事についてを、
- 小学校の英語科目科に伴うモジュール学習の提案について|中央教育審議会での提案
- 小学校の英語科目科に伴うモジュール学習の提案について|当たり前の事を指摘
- 小学校の英語科目科に伴うモジュール学習の提案について|現在行える最善の策でしょうか?
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
小学校の英語科目科に伴うモジュール学習の提案について|中央教育審議会での提案
中央教育審議会では、次期学習指導要領の基本方針で、教科に格上げされる小学校高学年の英語教育について、10~15分程度の「モジュール学習」「帯学習」と呼ばれる短時間学習を導入することを提案しているようですね。
モジュール学習?モジュール学習とは一体どのようなものなのでしょうか?
モジュール学習とは?
モジュール学習というのは、たとえば45分の授業を15分のモジュール(構成要素)に分け、それが3つ集まって1回分の授業とカウントすることから来ているようです。
帯学習は、たとえば始業前の毎日15分を充てた時、週の時間割表で細い短い帯のように並ぶことからそう呼ばれているようですね。
小学校でも朝読書や算数ドリルなども含めれば、既に実施しているという学校も少なくないのではないと思います。
我が家の次女が通う能開センターも授業前に計算練習や読書などをしてくれておりますので、これもモジュール学習に当たるのかと思います。
今の学習指導要領では、きちんと授業の体制を整えていれば、正式な授業時数にカウントすることができるとしています。
小学校の英語科目科に伴うモジュール学習の提案について|当たり前の事を指摘
高学年の外国語活動を英語科という科目とするにあたっては、今でも行われている「聞く」「話す」だけでなく、アルファベットの文字や単語も使って「読む」「書く」の4つの技能をすべてを扱う方針が、有識者会議から既に示されているようですが、科目科するのですから当たり前だと思います。
これを私たちの普段話している、日本語に置き換えても、日本語を聞いて話せても、文字を読めずに書けないのでは、日本語を学んだという事には全くならないですからね。
現在、高学年で必修となっている外国語活動の標準授業時数は年間35時間ですが、中央教育審議会の部会では、現在の倍の年間70時間程度が必要だと判断しているようです。
年間70時間なら、1学期を3か月半、2学期を3か月半、3学期を2か月半くらいとすると1か月に10時間も無いくらいで、そうなると時間割にすると週2回英語の時間割が出来るくらいでしょうか?
果たしてこれで英語の力が学校の教育でつけれるのかどうかが不安です。
やはり学校外で、英会話教室や塾を習う事が必要となり差が大きくつき、今でも相当あると感じる学力格差が更に開くことになりそうな気もしますね。
小学校の英語科目科に伴うモジュール学習の提案について|現在行える最善の策でしょうか?
しかし小学校の4~6年生は、現行の指導要領で前より週1コマ増やして週28コマ(6時間授業が3日と5時間授業が2日)にしており、そのもとになったみたいです。
中央教育審議会の答申でも週28コマが限度としていたようです。
増やす35時間(1コマ)分を時間割に入れたら、7時間授業の日ができてしまいます。
そこで提案されたのが足りないコマを補填するためにとモジュール学習をという事なのですが、習熟が必要な学習を細切れの短い時間に回せば、毎日の学習として繰り返して定着も図れるので、一石二鳥という考え方なのでしょうね。
私も英語は語学なので、特に毎日学習することが大切だと感じていますので、この短い時間でも毎日行える学習方法は良いのではないかな?と思います。
しかし、今現在既に朝読書や朝学習などを実施している学校は、例えば読書を削って英語の学習を行うとかになるでしょうから、これまで継続してきたことの継続が難しくなるかもしれないですね。
朝学習は学力向上にもよい影響を与えていると評価されることも多いだけに、学校としては悩ましい問題で現場の先生方も常に中央教育審議会に振り回される形となりご自身方が本当に良いと思う教育方法で子どもに授業を出来ていないという葛藤との戦いもストレスとなっていそうですね。
中々英語を1科目追加するという事は、生徒、先生、学校なども含め全てうまく収まるのはまだまだ先の話なのかもしれませんね。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。