手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちる実体験|再現動画も作成してみました
手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちる実体験についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
この記事では、この夏休みの宿題の工作で、貯金箱を作ったときに油性ペンで手を汚してしまった我が家の次女の体験と発言がきっかけで手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちるという事についてを
- 手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちる実体験|研磨剤が含まれているため
- 手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちる実体験|その他の効果のあるもの
- 手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちる実体験|油性ペンが落ちにくい理由
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちる実体験|研磨剤が含まれているため
≪たぬりの実験室|ちょっと豆知識 手についた油性ペン(油性マジック)の落とし方≫
先日、我が家の次女のたぬりちゃんのの夏休みの宿題を作成するのに油性ペン(油性マジック)を使って色を塗りました。
工作にきれいに色を塗り終わった後に、たぬりちゃんの手を見てみると、なんと油性ペン(油性マジック)のインクが付いてしまっていました。
しかもこの汚れ方に汚れ具合はかなりの想定外です。
仕方がないのでたぬりちゃんに石鹸で手を洗うようにと言いました。
しかし、普通の固型石鹸では、手についた油性ペンのインクはなかなか綺麗には落ちませんでした。
手についた油性ペンのインクが落ちない・・・どうしよう・・・・。
次に台所用洗剤を使って子供の手を洗うことにしました。
しかし、台所用洗剤でも、手についた油性ペンのインクは落ちません。
台所用洗剤でも油性ペンのインクは落ちないか・・・どうしよう・・・。
と、思っていると、たぬりちゃんが
『前にテレビで見たのだけど、歯磨き粉で手を洗うと、油性ペンのインクがとれるって言っていたよ。』
歯磨き粉???まさか歯磨き粉で油性ペンのインクが落ちるの???
たぬりちゃんの記憶違いではないのでは・・・母は半信半疑でしたが、物は試しに歯磨き粉で手を洗ってみることにしました。
たぬりちゃんの言う通りに歯磨き粉で手を洗わすとなんと手についた油性ペンのインクが取れました。
えっ??以外・・・。
手についた油性ペンが完璧に落ちたかと問われると、完璧に落ちているわけではないようなのですが、ただ、気にならないくらいには落ちていました。
どうして落ちたかというと歯磨き粉には研磨剤が含まれていて、油性ペンをはがしてくれる効果がある為に、皮膚についた油性ペンを落としてくれるようです。
手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちる実体験|その他の効果のあるもの
歯磨き粉以外には日焼け止め口紅、ハンドクリーム、マッチ棒の先、サラダ油、ごま油、重曹などにも油性ペンを落とす効果があるらしく、日焼け止めの主成分である油分、口紅の主成分の乳化剤が油性ペンの汚れを浮かせることができるため、キレイに落とせます。
またこの2つは肌に塗ることを想定してつくられているため、荒れる心配はありませんね。
日焼け止めには油分が含まれており、その油で油性ペンを落とすことができます。落とせる仕組みとしては、油同士は親和性が高く、お互いにくっつきあうので手から油性ペンのインクが落ちるようになるようです。
そのほかに、皮膚以外に、壁・床・机などについた油性ペンには、タバコや線香の灰、みかんの皮なども油性ペンを落とす効果があるようです。
タバコ、線香の灰は主成分が炭酸カリウムというアルカリ性の物質で、これには洗浄効果があります。また、細かい粉であるため、研磨剤の効果もあります。
みかんの皮には、リモネンという油汚れを落とすのに効果が高い成分が含まれています。みかんの皮は、油性ペンのついた部分をとにかく擦るように使って、汚れを落とします。
これらは、普段からご家庭にあるものもいくつかあると思いますので、もしお子様がご家庭で油性ペンを使い皮膚や家具などを汚してしまわれたときに一度お試しいただければと思います。
手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちる実体験|油性ペンが落ちにくい理由
しかし、油性ペンはしかし何故こんなに落ちにくいのでしょうか?
油性ペンに含まれている成分は、
・溶剤
・着色剤
・定着剤
・樹脂
で、油性ペンが水性ペンと違うのは、溶剤・定着剤・樹脂の3つの成分の内容になります。
ただし、着色料と溶剤は水性ペンにも含まれている成分です。
2つを混ぜるとインクとなるため、ペンには不可欠な成分ですよね。
違いは、ここで混ぜる溶剤が水性か油性かどうか。
油性の溶剤は、水性の溶剤より揮発性が高いため乾きやすいのが特徴です。また、耐水性にも優れているため、水性ペンのようににじんだりすることがないのです。
一方で、油性ペンのみに含まれているのが樹脂と定着剤です。
定着剤はプラスチックやビニールに書いてもはがれないようにするために含まれています。
樹脂は溶剤・着色料・樹脂のつなぎとしての役割があります。
つまり、耐水性に優れている油性の溶剤と、はがれにくい定着剤が、油性ペンの落としにくさの原因なのです。
子どもの遊びや図画工作、特に夏休みの工作などでは使う事の多い油性ペンですが、手や服、その他の家具などの汚れるリスク、落ちにくいリスクがあるため、油性ペンが嫌だと思う親御様も多いかと思いますが、最悪汚れてしまっても落とす方法がわかっていれば、お子様に油性ペンを使わせてあげる事も少しは気にならなくなりますよね。
万が一汚してしまった場合は是非、上記で説明した方法で試してみてください。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
(この記事でご紹介した歯みがき粉での落とし方は、各ページの見出しの動画からご視聴頂けます)