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2019年度から全国学力テストの出題形式を変更|基礎と応用が一体化

2019年度から全国学力テストの出題形式を変更|2020年度の新指導要領実地へ向け

2019年度から全国学力テストの出題形式を変更についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。

この記事では、文科省が実施する全国学力テストの出題形式が、2019年度から変更になるということについてを

以上の項目に沿ってご紹介させていただきます。

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2019年度から全国学力テストの出題形式を変更|基礎と応用を一体して問う形式

文部科学省は8月22日、2019年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)から、基礎知識を問うA問題と応用力を見るB問題の区別をなくし、双方を一体的に問う形式にすると発表されました。

2020年度に新学習指導要領が全面実施されるのを見据え、基礎知識を思考力、判断力、表現力に反映できるようにする狙いとのことです。

現在小学3年生の我が家の次女のたぬりちゃんが、全国学力テストを受けるころには、この新しい出題形式の全国学力テストになりそうです。

2019年度から全国学力テストの出題形式を変更|逆に時間は短縮

全国の小学6年と中学3年を対象に実施される全国学力テストは、国語と算数・数学でA、B問題が出題され、正答率が別々に集計されてきておりました。

新指導要領では、討論や発表などを通した

「主体的・対話的で深い学び」

が打ち出されておりまして、基礎知識と思考力などを一体的に問う出題に統一することが考え方に沿うと判断したようです。

例えば文科省が作成した算数のサンプル問題は、1~3個入りのトマトのパックをどのように組み合わせれば、最も安く7個を買えるかを問う問題で、2015年度は同じ問題に選択肢で答えさせる問題でしたが、サンプルでは児童同士の会話から思考させ、解答も記述式になっています。

解答時間はこれまで小学校がA=20分、B=40分の計60分、中学校がA、Bいずれも45分の計90分でしたが、新形式では小学校45分、中学校50分に短縮し、設問も減らす予定との事です。

2019年度は初実施の英語もありますが、1日で全教科を消化できる見通しとなっているようです。

2019年度から全国学力テストの出題形式を変更|苦手分野の克服という目的は今後も変わらずのはずですが・・・

全国学力テストの主な目的は全国的な児童・生徒の学力を把握し、苦手分野の克服を図ることです。

2007年度に全国学力テストが現行方式で始まって以降、下位県の成績が上昇し、上位県との差が縮まるという成果は出ております。

一方で、B問題の正答率がA問題を上回ったことはこれまでは一度もありません。

この事については、長年の指摘を受けながらも思考力などに裏打ちされた応用力が伸び悩む状況は改善されず、有効な指導法も示されていないままでした。

そうした中でA、B問題を統一することは、児童・生徒がどこでつまずいたのかを不明確にし、対策を立てにくくすることにつながらないかという事も懸念されています。

全国学力テストには約50億円の費用がかかります。

巨額を投じるテストの役割は、自治体や学校間の正答率競争をあおることではないという意見も出ています。

全国学力テストは、本来の目的のために、文科省には過去のテスト結果も踏まえた継続的な分析によって苦手分野を明確に浮き彫りにし、各児童・生徒の苦手分野の克服への対策を明確にしていってほしいものだと思います。

この記事でのご紹介は以上になります。

最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。