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2020年度の教育改革で入試はどう変わるのか?|高大接続改革とは?

2020年度の教育改革で入試はどう変わるのか?|小学生の中学生の子どもが居る親には気になる事

2020年度の教育改革で入試はどう変わるのか?についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。

この記事では2020年度の教育改革に伴い入試がどのように変わっていくのかという事についてを

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

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2020年度の教育改革で入試はどう変わるのか?|大学入試の変遷

2020年度、日本の教育は大きな転換期を迎えます。小学5、6年で英語が教科化され通知票で評価されるようになりますし、大学入試センター試験は大学入学共通テストに変わります。

小学校から大学まで戦後初の一体改革となります。中でも注目されるのが、大学入試を含めて高校教育と大学教育の在り方を見直す

高大接続改革

です。

何がどう変わるのか?改革の背景と現状、課題について疑問に思う事なども含めご紹介させて頂きます。

大学入試の変遷高大接続改革とは?

高大接続改革とは、高校教育、大学教育、それをつなぐ大学入試を一体的に変えていこうという動きです。グローバル化や人工知能の技術革新など、社会は急速に変化していっていますし今後もさらに急速に変化を遂げていくはずです。

そのため、従来型の暗記重視の教育とは違い、新たな価値を創造する能力を育もうという考えが出発点にあるようです。

文部科学省は、時代に対応するため学力の3要素である、

(1)知識・技能

(2)思考力・判断力・表現力

(3)主体性を持ってさまざまな人と協働して学ぶ態度

を重要と考えています。

教育現場では特に大学入試改革が注目されています。

大学入試はどう変わる?

これまでのセンター試験が2019年度で廃止され、2020年度から大学入学共通テストが導入されます。

例えば国語と数学で記述式の問題が増えます。

選択肢の中から正答を選ぶマークシート式だけでなく、自分の考えをまとめて論述する力が求められます。

こういう部分が、現在中学受験でも特に語彙力が大切で、語彙力を求められる部分に繋がっているのでしょうね。

大学入試センターは、11月に全国で10万人規模の試行調査を実施して、最終的な内容を決める予定のようです。

英語も大きく変わる

グローバル化を意識して、英語は「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能が重視されています。センター試験でもリスニングを2006年から導入するなど改善が重ねられてきましたが、共通テストでは4技能をバランス良く評価することを目指しています。

ただ、約50万人の受験者を同時に評価するのはやはり難しいようです。英検やTOEICなど大学入試センターが認める民間検定試験を活用する方針で、センターを通して各大学に民間試験の成績が提供される仕組みが検討されているようですね。

民間試験は有料で、家庭や地域の事情によっては受験機会に差が出そうとの声も

現役生の場合、高校3年時に受けた民間試験の成績を使うのが原則ですが、経済事情や地域事情を考慮して、例外的に2年時の試験結果も受験に使えるようにすることなどが検討されているようです。

とはいえ、そもそも民間試験と学習指導要領との整合性に対する疑問の声は今でも根強くあるようでまだまだ議論の余地も残されているようです。

2020年度の教育改革で入試はどう変わるのか?|教育現場の戸惑い?子どもに影響は?

教育現場には戸惑いもあるようです

共通1次試験からセンター試験になって以来の大改革。円滑に移行するため、文科省や大学入試センターには、早急に内容を詰めて公表し浸透を図ることが求められます。

もちろん入試だけではなく、知識と考える力をバランス良く育むための教育課程の見直しも進められています。

高校では基礎学力定着と指導改善を目的にした高校生のための学びの基礎診断も、2019年度から導入されるようです。

大学はどう変わっていく?

高校教育と入学試験の変化に対応して、各大学の教育理念に合った入学者を受け入れる仕組み作りや、体系的で組織的な教育過程の編成、卒業までに学生が身に付ける能力の明確化が求められています。

主体的に考える力を備えた人材を育てる出口になるので、質の向上が不可欠となるようですね。

学びの形大きく転換に伴う次期学習指導要領

小学校から高校まで、全てに導入される

「アクティブ・ラーニング」(主体的・対話的で深い学び)

は教員の教え込みではなく、児童生徒同士の学び合い、教え合いを授業で増やそうとする試みのようです。

何を学ぶかより、何ができるようになるか、どのように学ぶかに力を置いているようです。

2020年度の教育改革で入試はどう変わるのか?|小学校もグローバル化

小学校ではグローバル化に対応し現在、5、6年生で学んでいる外国語活動を3、4年生から学習するようになり、英語教育の早期化が進む。5、6年生の英語授業は読む、書くも加わり、正式教科となります。

そして、情報通信技術時代に対応した人材育成に向け、新たにプログラミング教育も導入されます。

高校では27科目が新設・改定されるようです。

特に地理歴史・公民分野は大きく変わり、新たな必修科目「公共」は、18歳選挙権の導入で重要となる高校での主権者教育を中心的に担います。

社会の中で自立し、他者と連携・協働しながら、生き抜く力や地域の課題解決を主体的に担うことができる力を身に付けるため、討論や模擬選挙、模擬裁判なども取り入れて学習するとしています。

インターネット上に氾濫する情報の価値を正確に読み取り活用するメディア・リテラシーの育成の役割も併せ持っています。

国際協力や防災を扱う「地理総合」とともに日本と世界の近現代を学ぶ「歴史総合」が新設され、必修科目になります。

そして世界史は必修でなくなるようですね。

一方、「日本史探究」「地理探究」「理数探究」など新科目に目立つ「探究」は、高大接続議論の中で示された、課題を探究する能力を育むことを明確化するというのが文部科学省の考えのようです。

今後、児童生徒が新たな学びに向かう中で、指導する教師の力も問われることになり、教師の力の底上げも必須となりそうですね。

この記事でのご紹介は以上になります。

最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。