中学受験の年齢による塾選び|9歳の語彙力の壁
コッコちゃんは、公文教室に低学年から通っていたため、とりあえず勉強をする習慣と学校の授業に関しては問題なくこなせていました。
学校の授業がわからない場合は、親がわかるように教えても良いですし、わかりやすく教えてくれると近所の評判などを聞きその塾に通わせてもいいかも知れないですね。
公文式のように練習量で学力を伸ばし、勉強の習慣がつきやすい塾に入れるのも良いと思います
低学年の時期の勉強は、字を書いたり計算したりすることが中心になります。練習量を増やすことで対応でき、その結果、できるようになれば子どもは勉強を嫌いにはならないと思います。
わかる、できた、という体験を重ね、自分は頭がいいと思い込んでもらえるくらいで丁度良いのだと思います。
そうなれば勉強も嫌いにはならないのです。コッコちゃんも最初は自分は出来ると天狗になっていましたが、馬渕教室に入り、その伸び切った天狗の鼻はぽっきり折られてしまいましたが、低学年や3年生くらいまでは中学受験を目指すのであれば天狗くらいでも丁度良いのではないでしょうか?
逆に、低学年の時期にもし本当に勉強がわからないような事になっているのに処置をしないと、ズルズルと遅れて勉強が本当の意味で嫌いになり、高学年で中学受験のために塾に入れたとしても、元々わからない所もある上にさらにもっと難しい特殊算なども習うので混乱しさらに勉強嫌いになる可能性は非常に高く思われます。
公文式の良い所は練習をたくさんさせるトレーニング型の塾と考えていただければいただければ良いかと思います。
勉強量だけで言えば、中学受験専門塾でやるくらいの勉強量を低学年からするので、勉強量に慣れるためには非常に良いかと思うのです。
公文式の他にも良い部分はその子その子で個別にどんどん進められ、1年生が2年生や3年生の問題をやったりするので、優越感を覚え、さらに進んでいく子もいますし早い子は1年生で4年生の問題をしている子もいます。
計算や漢字の書き取りなど、中学受験勉強をする時に必ず必要な根底の基礎の部分を徹底的にするので計算力もかなり上がります。
しかし、聞くところによると公文教室は教室によって指導者のレベルが違うとの話も聞きます。
ですので口コミなどで前もってある程度、評判を確認しておいた方が良いかも知れないですね。
そして公文教室に通っている間は、親が理解度や進捗具合を観察したほうがいいかと思われます。
我が家のコッコちゃんのように、小学生の低学年のうちから小細工をして宿題を机の奥へ隠したりしてしまうようなことにならないとも限りません。(まあ・・・普通はないかと思いますが・・・)
そして、公文に通っている間は、公文教室の宿題の量をこなしている事を褒めてあげるのも大切だと感じます。正直、小学生の子が公文教室の宿題を全て毎回こなすのは本当に偉いことだなと思うからです。
9歳の語彙力の壁
低学年の頃は、家庭での学習の習慣をつけ、勉強嫌いにならないようにすると、次は高学年。
高学年になると、国語なら文章の筋や指示代名詞の理解、心情の読み取りなどが必要になってきます。算数は文章題や複雑な図形問題が入ってきます。中学受験勉強に取り組むに当たり、その前提になる9歳の語彙力の壁をしっかりと越えられるかどうかが1つの壁になってきます。
越えれば勉強が面白く感じられ、越えなければチンプンカンプンで地獄、という分かれ道ですが、正直コッコちゃんは計算は得意でしたが、最初はこの語彙力の壁に幾度となく行く道を遮られました。
小学校3、4年の勉強なら、まだ親が問題を見て、子供の理解度を判断できるはずなので進度が遅いようなら、9歳の語彙力の壁が問題になっている可能性もあり、どの言葉がわからないのか、言葉の意味をどう考えているのかを、理解できるまでゆっくり付き添い教えてあげる事も必要かなと感じました。
コッコちゃんは、父や母がわからない言葉が非常に多いコッコちゃんに逐一教えていたので未だにわからない単語や言葉はすぐに聞いてきてくれます。
このように、わからない単語や言葉があるのは当然だと思うので、すぐにでも両親に聞ける態勢をこの9歳の時期に築き上げておけば、少しは後々苦労せずには済むのではないのかな?と思いました。