【関西中学受験体験ブログ】目指せ中学受験!!コッコとたぬりの大冒険【2018年受験体験記2022年受験を目指す過程をお伝えします】

反抗期の中学生の子を持つ親からの相談への回答から|我が家に似た環境から参考に

反抗期の中学生の子を持つ親からの相談への回答から|受験後勉強しなくなったお子様


反抗期の中学生の子を持つ親からの相談への回答からについてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。

この記事では現在中学1年生、反抗期真っただ中の我が家の長女コッコちゃんと似たような境遇のお子様を持つ親御様が、ある教育コンサルタントの先生に相談されていた内容が、我が家の状況に酷似していたので是非参考にさせて頂きたく思った実際の体験から

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

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反抗期の中学生の子を持つ親からの相談への回答から|相談内容が我が家に酷似


中学受験を経たあと、勉強をしなくなる子は実は結構多いようです。

以下は塾の講師を長年経験した後、現在は大学教授兼教育コンサルタントをしているという先生へ寄せられたある方の相談内容です。

中1の息子がいます。受験が終わり順調に学校に通っていたのですが、中間テスト後、一変して勉強をいっさいしなくなりました。原因が友達関係なのか、学校の雰囲気なのか、親子関係なのかまったくわかりません。思春期で反抗期ということもあり、親への反抗が激しく、勉強しろとも言えない状況です。どう対応すべきか、どうすれば本人の意識を変えられるか、アドバイスお願いします。期末テストの結果は想定内ではありましたが、あまりよくありませんでした。

まるで我が家の状況にそっくりで驚きました。

そんな相談者の方への、先生のご回答の中に勉強に嫌悪感が発動するとの内容がありました。

先生は過去、多くの中学生を塾講師などとして指導してきた経験もあり、中1、特に中学受験を経たあと、このような状態になる子は意外と多いとのご回答でした。

子どもから大人に変化していくこの時期、親の不安を誘発するような出来事はやはり多々起こるようです。そうした反抗期は大抵の場合、親が思うほど長くは続かないのですが、それでも直面すると、やはり親としては心配になるのは当然との事。

また、中学生になると、おそらくそれまで中学受験で禁止されていた、スマホやゲームが解禁され、それにはまってしまったり、立て続けにやってくるLINEが面白くなったりして、まさに中学生パラダイスに突入するらしいのです。

なんか全て当てはまっていて、おそろしくなるのですが、この年はそういうものなのかな?とも思え我が家だけではないと少し安心もしました。

10歳ちょっとの子が、必ずしも面白くなく、それなりにつらい中学受験の勉強を2~3年間も必死でやってきたのです。

それなのにまたその勉強をやるとなると、当然、嫌悪感が発動することがあるとの事。

さらに、この嫌悪感たっぷりの勉強という言葉を使う親に対しても、同様の嫌悪感を持つ可能性があるそうです。

禁句としては、『あなたが行きたいと言った中学校に入ったのに何故勉強しないの?』などの子どもの逃げ道を先に塞ぎ、詰めていくような言い方は、子どもの反発心を促進するだけで全く効果もないし、このような正論で詰めていくやり方は、反抗期のお子様には禁句との事。

ですから、相談者の方の

「勉強しろとも言えない状態」

というのは、むしろ幸いなことなのです。言ってしまえば、さらに状況は悪化してしまっていたでしょうから。

反抗期の中学生の子を持つ親からの相談への回答から|反抗期の子が手に負えない親がとるべき方法


このような状態が続くと、一般的に多くの親は2つの方法をとってしまうようです。

もう1つのパターンは、「当たらず障らず」のパターンです。相談者の方のケースはこれに当てはまるとの事。

勉強について話すと反抗してくるので、手に負えない状況になり、「それなら」と、親は子を気をかけながらも当たらず障らずという手段をとる場合です。

しかし、その状態では親の不安感や焦りはますます募り、別の形で子どもに当たり散らす場合もあるとの事(散らかっているだけで怒鳴り散らすなど)。

我が家の場合は、言ってしまっていたし、その他の事(勉強以外の事)でも、言い続けていたので、かなり強い反発を受けてしまっています。

しかしどちらのケースでもこの2つの対応方法は場当たり的な対応であるため、決して得策ということはないとの先生のご回答でした。

反抗期の中学生の子を持つ親からの相談への回答から|信頼関係の問題


先生からは、相談者の方に反抗期の子が手に負えない親がとるべき方法についてお話をしてくださっていました。

しかし、この方法を使う前に、事前に注意しなければならないことがあるとの事で、使用上の注意についてご説明もありました。

次の3つのことについて確認が必要との事。

 1. 勉強についてはいっさい触れない

 →現在も勉強について触れてはいないとは思いますが、気にすることもやめてください。難しいことかと思いますが、気にしても子どもは親の期待どおりには勉強をしません。


 2. 勉強についての嫌味を言わない

 →勉強について「やりなさい!」とは言わないものの、「随分のんびりしているのね~」とか「何かほかにやることあると思うけど」などと決して言ってはいけません。さらに少し勉強したときに「あら?  珍しく勉強しているの?」といった嫌味を言うのもやめましょう。

 3. これからとるべき方法は実験であると認識する

 →これからお話しする方法は、あくまでも実験であると認識してください。実験というのは、「失敗してもいい」「まずはやってみよう」という心構えを引き出します。ですから、先生はいつも子育て・教育の方法についてお話しするときは、必ず「実験してみてください」とお伝えしているそうです。そうすることで、気楽に、自然に実行することができ、うまくいくことが多いとの事。

この3つを心得てから、先生の仰る反抗期のお子様への対策を行うようです。

子どもが自ら勉強するようになるための方法はたくさんあり、これまでも先生はたくさんのアプローチについての方法を提唱してこられています。その中でも、今回相談者の方へ伝えられたのは、もっとも根本的な方法であり、もっとも効果がある方法との事。

それは、子どもと「雑談をする」という方法との事です。

 「え?  何?  そんなこと?」

と思われるかもしれませんが、実はこれには深い意味と仕組みがあるそうです。

子どもが親の言うことを聞き入れる状態になるためには、その前提として子どもが「親を信頼している」ことが必要です。親は子どもから信頼されていると思っているかもしれませんが、実はそうとも言えないのです。

特に子どもが中学生ともなれば、自我が確立し、思春期を迎え、いわゆる反抗期という段階にあります。反抗期というのは、まさにそれまで親の命令、指示によって行動してきたことが、自我が芽生えたことによって、そのような上下関係に対する反抗とも言えるそうです。

基本的にこの信頼関係というものは、コミュニケーションの量に比例して高まると一般的に言われています。中学生、高校生ともなると、子どもは親とあまり話をしなくなることが多いですよね。

ということは、信頼関係が希薄になっている可能性があるのです。親は子どもの小さい頃の様子を知っているので、まさかそんなことはないと思うかもしれませんが、実は信頼関係に問題があるケースが少なくないのが先生のこれまでの経験でもそう感じるそうです。

そして信頼関係が希薄であると、親の言うことを聞き入れることはまず無いとの事。

ここで「では、子どもとコミュニケーションをとらねば」と思ったかもしれませんが、実はここに非常に重要なことがあります。

それは「勉強に関する話でいくらコミュニケーションをたくさんとっても逆効果にしかならない」ということなのです。

企業で言えば、上司部下の関係で、仕事のテーマでいくらコミュニケーションをとっても、信頼関係の構築には貢献しないということと同意との事。

それは何故かと言うと、親子における勉強の話題、上司部下における仕事の話題は、そもそもそこに「上下関係が存在している」からと先生は仰います。

確かに仕事の話に置き換えられると、私たち親も凄く納得してしまいますね。

例えば、上司と食事や飲み会に行っても仕事の話をされると、鬱陶しく思うように、子ども夕食中に勉強の話をされても鬱陶しくしか感じていないのでしょうね。

親や上司がいくら、気楽に話をしていても、子どもや部下はそれを指示・命令と受け取ります。ですから、信頼関係は築かれないとの事です。

一方の「雑談」でコミュニュケーションを取る場合はどうなのでしょうか?

雑談には、上下関係は存在しません。

上下関係のない話題で、話をすることによって、お互いに共通の話題ができたり、それをきっかけに信頼関係を築いていけるのです。信頼関係ができれば、少しずつ助言なども聞き入れるようになっていくとの事。

雑談内容は意味がなくてもいいそうです。

たとえば「親のしょうもない失敗談や学生時代の思い出話」や「今日食べた昼食がまずかった話」や「天候の事」についてでもいいようです。それをきっかけに話が膨らんでいくとの事です。

先生が学習塾の講師として子どもたちを指導していたとき、どのようにして子どもたちと信頼関係を築いていっていたか、それは、勉強を指導している時間内ではなく、指導していない時間においてだったとの事。

つまり、授業が始まる前、休み時間、授業後、この3つの時間帯に、子どもたちと雑談をして生徒の信頼を得ていくようにしていたそうなのです。

会話内容は勉強以外であれば何でもかまわないとの事。たとえば、いちばん簡単な話題は部活です。

これは生徒が話しやすいからとの理由。

それ以外には、「最近学校どう?」とか「この前聞いた面白い話」などをするようです。

この時間に話をすると、授業がとてもやりやすくなるのという大きなメリットもあったとの事。これが信頼関係を築くということ、そしてその本質と先生はご回答されておりました。

確かに私も口を開けば、コッコちゃんには次の定期テストへ向けての話しかしていなかったような気もします。

今後は、コッコちゃんには勉強以外の学校のお友達の話や、夏休みに何処かにお出掛けする会話なども含めて行き、反抗期が収まるのを待ちたいと感じました。

中学受験後、中学生になり急に勉強しなくなるのは何も子どもだけの問題ではないと強く感じた記事でした。

大変参考になったと同時に、親として反省すべき事も多く感じさせられた内容でした。

この記事でのご紹介は以上になります。

最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。