大学入試と中学受験の国語の関係|入試の為だけの勉強ではない
国語科が入試で無くなるという事は、中学高校では、入試のための国語といういわゆるテクニカルに偏った授業をしなくて済むので、国語が好きで深い読解をやりたいという生徒にとっては、好きなことを深められ、自由度が増すことには確かになると思います。
しかし、もともとコッコちゃんのように国語力を国語という試験で問われるべき、国語を疎かにしがちな子にとっては、受験科目という大きな壁を設置してもらいそれに向けて勉強すべきだとも私は感じています。
少子化が進む現代では、今の小学校1年生が大学入試を迎える頃には、本当の難関大学でもかろうじて選抜試験の意味があるという程度で、比較的難関といわれる以外の大学入試では、実質全入という時代が来ると言われています。
そうなると、入試のためにする勉強ではく、ある程度自分で将来のどの学部へ進み何を学びどのような職業に就くという展望を決めて、そのための勉強や体験を積んでいくことが重要になってくるのではないのかな?と思います。
そういう面では、どのような判断をして中学・高校を選ぶかという私たち保護者と受験生である子どもの考え方も、これまでとは変わった意見も出てくるのかもしれません。今までは出口の大学進学を重要視して学校を選んでいましたが、AO入試が増えると、時代に則した考え方が必要になってくるのかもしれません。
一説によりますとこれからは、教育のプロジェクト=質に関して信頼がある時代がくるというという時代が来るとも言われておりますので、中高一貫校や高校にとっては、教育の質をどう設計するかがますます大切になってきそうです。
これまでは入試ありきで入試に向いた授業をしてきましたが、大学側としては、入試では共通テストで基礎的な学力を測るまでのもので、ほとんどは高校までの業績を重視するという高校生活でどのような活動をしてきたか?何を学び何を得てきたのか?という事に重点を置いた見方にシフトチェンジしつつあるからです。
中学受験では難関校を志望する方が多いと思いますし、入試や勉強の質が変わった感じは我が家も含めまだ、あまり目に見えて変化を感じるレベルではありません。
今は大学の入試でどのような生徒を取りたいか、それに伴い中学高校はどのように授業内容や学園生活での活動内容を変えていくか、かなりこれからは変化の速度が激しくなっていく時期に差し掛かっていますので、保護者としても付いて行くのが精いっぱいだと日々あたふたしている毎日です。
これからも、大学入試と中学受験の関連性については目を離さずしっかりと注目していきたいと思います。
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