関西で医学部に強い高校ベスト10|医学部を目指すには適した環境

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関西で医学部に強い高校ベスト10|情報誌ではこのように語られていました

関西医学部高校ベスト10


「関西圏の医療・医学レベルがきわめて高いのは、伝統ある国公立大が密集して存在し、競争原理が働いているからだと思います。首都圏では、東京都以外の埼玉、千葉、神奈川は医師不足に悩んでいますが、京都や大阪の人口10万人あたりの医師数は全国トップクラスです」


 医療ガバナンス研究所理事長で、『日本の医療格差は9倍』などの著書を持つ上昌広医師は、近畿地方の医療・医学についてこうお話されておられました。
 
「人口10万人あたりの医師数」では、三重と滋賀は全国平均を下回っていますが、京都は314.9人で全国1位。和歌山は290.1人、大阪は270.4人と、医師数が多いことがわかります。
 
次に、医学部の数を見てみたときに、首都圏の国公立大は難関の4校だけですが、近畿地方には旧帝大の京都大、大阪大などの国立大が5校、1872(明治5)年創設の京都府立医科大などの公立大が4校あり、合計国公立大学が9校あります。

さらに、私立大は大阪府に3校、兵庫県に1校あります。
 
和歌山県立医科大、奈良県立医科大、三重大は少し離れていますが、それ以外の医学部は比較的密集していることもわかります。

国公立大の偏差値では、関西最難関が78の京大ですが、下位の三重大、滋賀医科大、和歌山県立医科大でも65と高いレベルにあります。

「旧帝大の京大、阪大は、近畿以外からも大勢の成績優秀な受験生が集まるため、かなりの狭き門といえます。この2大学の医学研究は、東大を凌駕しています」

と先生もお話しされておられていますがそれでは、そもそもなぜ関西には医学部が多いのでしょうか。

先生のお話では、

「長年にわたって日本をリードしてきたからだと考えられます。京都は千年以上にわたり日本の都でした。大阪は戦前までわが国最大の経済都市で、阪大の前身となった適塾もありました。大阪の薬問屋の町・道修町には、今も製薬企業が集まっていて、製薬会社との共同研究に力を入れる医学部もあります」

との事で、大阪に校舎を2つ持つ医学部専門予備校、進学塾ビッグバンの松原好之先生のお話では、関西の医学部人気には、関西人の気質も関係があると仰っておられます。

「関西人は昔から実学を重んじるため、医学部に対する人気が変わらず根強いのです」


 
 他にも、駿台教育研究所進学情報事業部の石原賢一先生は、こう解説されておられます。

「2012年にピークを迎えた医学部人気も、現在は沈静化を見せています。関西でも、多くの公立高校は、医学部志望の生徒が減少しました。しかし、私立の中高一貫校では医学部の人気が続いており、なかでもトップクラスの進学校は、例年の国公立大医学部合格者数でトップテンに入る常連校となっています」

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