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難関大進学率はやはり中間一貫校が強い|東大京大国公立大医学部ランキングを見て

難関大進学率はやはり中間一貫校が強い|2018年の進学実績から


難関大進学率はやはり中間一貫校が強いについてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。

この記事では2018年の難関大学進学実績のランキングを見て、やはり全国的に中間一貫校が強いなと感じた実際の感想から

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

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難関大進学率はやはり中間一貫校が強い|京大は近畿圏外からの入学者が増えている


大学合格実績は高校や中高一貫校選びに欠かせないデータだと思います。同じ偏差値の学校だったら、大学合格実績が高い学校を選ぶのが一般的な考え方ではないでしょうか?

特に東大合格者が出る影響は大きいと思われます。

最難関の東大に合格者を送り出せるとなれば、それは学校の教育力と評価されますよね。子どもが志望する大学・学部にも合格させてくれるのではとの期待が高まります。

東大京大国公立大学医学部に強い高校ランキング2018ベスト50

難関大というと、東大、京大が頭に浮かびます。最近は京大の人気が高まっており、東大と対照的な動向になっている傾向があるようです。

京大の近畿圏2府4県からの合格者占有率(2府4県の合格者数合計÷都道府県総合格者数×100)を、2008年と2018年で比較すると、55.9%から50.8%へ下がっている。それだけ近畿以外からの合格者が増えていることになります。

東京都からの合格者占有率も、2008年の3.7%から2018年は7.3%へと、ほぼ倍増しています。

埼玉、千葉、神奈川県から京大へ進学される学生も増えており、合計すると12%を超えてくるのです。

大手予備校発信の記事によると、昔のように東大に偏差値が足りないから京大に、という考えはないとの事。

そうした受験生は一橋大や東京工業大を目指すようです。首都圏でも初めから京大を狙う受験生が増えているのが最近の傾向であるようです。

この傾向は2012年から顕著になってきたとの事。

2011年の東日本大震災を受け、首都圏でも被害が出て、水や食料が売り切れたり、計画停電が行われたりして、受験生は勉強どころではなくなった年でした。

翌年の大学入学後も、勉強できないかもしれない不安から、京大を目指す傾向が強まったのが始まり。

さらに、山中伸弥教授のノーベル賞受賞なども追い風になり、首都圏で京都大学人気が高まっていったと見られています。

一方、東大は首都圏の1都3県からの合格者占有率を見ると、この10年で43.2%から55.9%へ上がっていて、関東ローカル化が進んでいます。東大に地方からの合格者が増えない理由としては、経済的な問題も大きいと見られています。

東京の物価が高く、4年間学生生活を送るのに、親にとって仕送りが厳しいことも東大離れの原因の1つではないでしょうか?。

理系では、東大より地元の国公立大医学部を目指す受験生も多くなってきたのがここ最近の傾向です。東大だけではないですが、難関大の理工系では、大学院に進学するのが当たり前になってきているようです。

大学院も含めて6年間大学に通うなら、卒業後の収入の安定や社会的な地位の高さ、苦しんでいる人を助けたいとの気持ちから、医師を目指す受験生が増えている最近の傾向です。

トップ進学校では理系の生徒が増えているものの、

「理系が増えているというより医系が増えている」

と、地方のトップ私立進学校の進路指導教諭の方のお言葉もあります。西日本を中心に最難関学部の医学部人気はますます高まっている傾向にあります。

また浪人生が多いのも医学部の特徴です。国公立大医学部志望者にスベリ止めはないと言われています。

私立大医学部の6年間の学費平均は、約3200万円にもなり、払える家庭は限られています。国公立大は350万円ですので、約10倍近くの差があります。

浪人して予備校へ通ったとしても、国公立大医学部に進学したほうが経済的にも安心できます。

難関大進学率はやはり中間一貫校が強い|トップの灘高は東大70人、京大25人進学


東大と京大、国公立大医学部(東大・理Ⅲ、京大・医学部医学科除く48校、防衛医科大は含まない)の現役合格者合計の占有率(合格者合計÷全日制卒業生数×100)を高い順に並べたのが 東大・京大・国公立大医学部に強い学校ランキングです

卒業生50人以上の学校で作成した。同率で順位が異なるのは、小数点第2位以下の差になります。

トップは兵庫県の灘の53.9%です。

卒業生の半数以上が東大、京大、国公立大医学部に合格していることになるという何とも物凄い進学率です。

内訳を見てみますと、東大に70人合格し、うち理Ⅲが11人、京大に25人で、うち医学部医学科が14人、国公立大医学部が23人の計118人です。

100人が定員の東大理Ⅲに11人も輩出するなんて・・・本当に恐ろしい学校ですね・・・。

すごすぎます!

国公立大医学部に、東大理Ⅲ、京大医(医学科)を含めると48人になり、卒業生の22%にも上るのです。

2位は僅差で、筑波大附駒場となりました。現役合格者の占有率は53.7%で、内訳は東大が80人で、うち理Ⅲが15人、京大はゼロ、国公立大医学部は7人の計87人です。

圧倒的に東大合格者が多いですね。今年、理Ⅲの合格者は卒業生を含めて17人となり、初の理Ⅲ合格者数トップに立ったようです。

3位は女子校トップとなった桜蔭で37.7%です。内訳は東大59人で、うち理Ⅲが6人、京大は3人で、うち医学部医学科が1人、国公立大医学部は25人の計87人でした。女子は男子よりも現役志向が強いようですが、全合格者113人に占める現役合格者の割合は77%でした。

東大合格者数175人で37年連続トップの開成は、5位の36.4%です。東大の現役合格者数は116人でこちらもトップです。理Ⅲは8人が現役で合格しています。

京大は5人で、うち医学部医学科は1人でした。国公立大医学部は24人。合格者合計で145人と人数の上ではトップですが、卒業生数も多いため割合でみると5位になっています。

国公立大医学部合格者132人で11年連続トップの東海は11位でした。東大17人で、うち理Ⅲは2人、京大24人、うち医学部医学科2人、国公立大医学部はトップの79人で、計120人となり、合格者数の人数だけで見ると開成に次ぐ2位になります。

18位の北嶺は22.8%ですが、卒業生が123人と他の学校に比べて少ないです。東大9人で、うち理Ⅲ1人、京大2人、国公立大医学部17人と卒業生は少ないのですが計28人の合格者を出しています。

国公立大医学部のうち、地元の北海道大が5人、札幌医科大が9人と、ほとんどが地元の大学に合格しています。

難関大進学率はやはり中間一貫校が強い|東大合格を蹴って海外大へ進学する受験生も


ランキング上位50位の結果を見ると、圧倒的に中高一貫校が強い傾向がわかります。

しかも男女別学校が上位を占めていました。

そんな中間一貫校がひしめくランキングの中で公立高校トップになったのが、16位の大阪府立北野高校でした。

京大合格者は84人で、1984年以来34年ぶりに合格者数トップに返り咲きました。東大6人、京大は61人で現役合格者数もトップ、国公立大医学部8人の計75人でした。進学に力を入れる文理学科を設けてから、北野の躍進は始まっているようです。

一昔前は公立高は現役合格者が少ないと言われ、高校3年間プラス浪人1年で4年制とも言われていましたが、最近は現役合格者が増えてきています。

公立高だけを見ると、北野に次ぐのは、32位で京大に強い京都市立堀川高校。35位の東京都立日比谷高校は今年、東大合格者が48人で、48年ぶりに合格者数トップ10入りを果たしました。

現役生でも33人の合格者を出しています。42位の大阪府立天王寺高校は京大への合格者が多かったです。

44位の愛知県立旭丘高校、45位の新潟県立新潟高校、48位の北海道札幌南高校、49位の滋賀県立膳所高校の順で公立高校がベスト50入りを果たしています。

いずれも都道府県トップの進学高であり、どこの地域でも公立高改革に乗り出し、進学向上に力を入れています。日比谷高校も進学指導重点校に指定され、合格実績が伸びています。

このように見てみますと、やはり各校の実績も、東大に強い、京大に強い、国公立大医学部に強いなど、地域によって変わってくることが分かります。もっとも、こういった難関大、医学部に合格しても、入学しない受験生は少なからずいるようです。東大の現役合格者のうち、12人が入学していません。

理Ⅰや理Ⅱに合格しても、慶應義塾大学の医学部に進学する場合があるためと見られています。最近では東大を蹴って、海外の大学に進学する受験生も出てきているといいますし。進学にもグローバル化の波が押し寄せているようですね。

この記事でのご紹介は以上になります。

最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。