二月の勝者5巻ネタバレ!内容に感想|第一志望を諦める偏差値の開きに時期は?
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この記事では、先日最新刊が発売された中学受験を題材としたマンガ、二月の勝者の5巻の内容に感想をネタバレも含みますが、
- 二月の勝者5巻ネタバレ!内容に感想|塾にも問題児はいます
- 二月の勝者5巻ネタバレ!内容に感想|志望校
- 二月の勝者5巻ネタバレ!内容に感想|ジャイアントキリングの原因
以上の項目に沿ってご紹介させて頂いております。
二月の勝者5巻ネタバレ!内容に感想|塾にも問題児はいます
二月の勝者の5巻は、桜花ゼミナールの塾長黒木が、佐倉にRクラスから、桜花ゼミナールの偏差値トップのΩクラスに6年生のこの時期から上れるチャンスがある所謂ジャイアントキリングをなし得る可能性がある生徒が3人いると言っているシーンから始まりました。
そしてΩクラスへの選抜試験があると知った生徒たちは、これまで自習室を活用していなかった子も次々と自習に通うようになってきていました。
やはり我が家の次女もそうですが、塾のクラスというのは勉強をしていくうえでの1つの大きなモチベーションであるようですね。
二月の勝者の舞台である桜花ゼミナールという塾のクラスは、Rクラス→Aクラス→Ωクラスという順で偏差値が高くなっていくのですが、今回Ωクラス選抜試験が行われることがわかり、桜花ゼミナールのグループのこの塾の真上の階にある個別塾へも通い始める生徒も出てきたようです。
そんな中、自習室へRクラスの石田王羅君も顔を出し始めるようになるのですが・・・、勉強に対するモチベーションがほかの自習室にいる子たちとは結構温度差があるようです。
そして当たり前ですが、ほかの自習をしている生徒の邪魔になるので桂先生に怒られた上、関係のない武田君まで連帯責任で怒られてしまいました。
そして、桂先生は石田君は今後いろいろアレかもなぁ・・・と意味深なことを佐倉に言うのでした。
そして、先生に怒られたあとも自習室に戻り、まだふざけていた石田君へついにキレる生徒も・・・。
そりゃクラスを上げたいと一生懸命の生徒と、石田君のように呑気に塾に楽しみに来ているように見える子では6年生の7月ともなれば、このような衝突も生まれてしまうわけです。
結果、自習室の利用が禁止となった石田君。そして巻き添えを受けた武田君は少し可哀そうな気もしますが・・・。
しかし翌日、問題児の石田君は今度は塾の通常授業の日に塾への通学中にドブにはまりどろどろの姿で登場。
勿論、他の塾生はドン引きです。
そんな石田君に対して、他の生徒は親に言いクレームを言ってもらうと大激昂です。
そんな石田君の汚れた服を洗いながら、中学受験なんかどうでも良い本当は遊びたいと言う石田君に、その気持ちは凄くわかるけど、受験しないで地元の中学校にいったところで、君たちはこの先ずっと人生において点数をとけられて生きていくんだ。
と、
中々重みのある言葉をかけます。
そしてみんなが問題視する石田君に橘先生はどうしてそんなに優しいのかと聞く佐倉に、橘先生は石田君はそれでも毎日塾に来ている。
小学生が毎日塾に来るだけでそれは十分凄い事、そこは認めてあげなければいけないと言い、小学生は本来はみんな石田君のような感じだと言うのでした。
毎日塾に通う事が凄い事、私自身長女を中学受験専門塾に入れた当初には感じていた事ですが、それから3年たち次女も当たり前のように通わせるようになっている今、すっかりそんな気持ちは無くなっていました。
今回は、二月の勝者の橘先生の言葉で改めて思わされました。
しかしこの後、塾長の黒木は石田君のお母さんと面談のうえ、石田君は桜花ゼミナールを辞める事となり、桜花ゼミナールの系列の真上にある個別塾へ転塾することとなるのでした。
二月の勝者5巻ネタバレ!内容に感想|志望校
そして桜花ゼミナールでは間もなく夏期講習を控えていて、保護者の方が集められ夏期講習のガイダンスが開かれていました。
そんな中で塾長の黒木が保護者に伝えたのは、
子どもが夏休みに入ったのにも関わらず、夏休み明けの模試で第一志望校と偏差値が15以上開いていた場合はその時点でその学校は諦めてくださいという事でした。
そしてまだ6か月もあるではなく、あと6か月しかないのですが、大人と子どもでは時間の流れる速さの感じ方が違い、これは親がいくら子供に言ってもなかなか伝わらない事で、子ども自身が気づかなければいけない事。
この時点で、これが気づけないのは致命的。
受験を【自分ごと】にさせていかなければいけないと保護者に語るのでした。
そしてこの期に及んで子どもに、勉強しろと言いいちいち親子間でバトルすること自体が時間の無駄でただただ親の不安を子どもにぶつけているという無駄をしているに過ぎないので、まず何か不安があれば全て我々(塾)に言ってきてくださいと保護者に伝えるのでした。
このあたりはさすが黒木だなと感心します。
そしてその後、桜花ゼミナールの三浦家が受験校についての相談で黒木のもとを訪れます。
内容は第一志望校に届くかどうかが不安という、どのご家庭でも1度は必ず不安になる内容でしたが、現状夏期講習前の段階で三浦君は、第一志望校に偏差値が8足りなくて、模試の合格判定は40%。
そして黒木は、今の三浦君の自習状況を見ていてもまだまだ伸びる可能性は十分あると踏まえ、12歳の子なので模試判定が80%合格ラインに届いたとしても残念となる可能性もあるので、併願校も実際に通っても良いと思える学校を真剣に探すことを進めていました。
どの学校をどの日に受けるかという受験パターンのフローチャートを何パターンも考え、あくまで第一志望を目指し、お守りのようなお子様を行かせても良いと思える安全校も探しておいてあげてくださいと言い、父親がそんな下の偏差値で都合よく通いたい学校が見つかるのですか?と質問すると黒木は、今の少子化の時代に、私立中学校として生き残っている事自体がすでに魅力的なので、そんな中から実際に見学へいき進学したいと思えるような学校を子どもの為に見つけてあげてくださいと伝えました。
本当にこの6年生の夏場位から、いつどの学校を受けるか、何校受けるかという事は毎日のように、ああでもない、こうでもないとシミュレーションする気持ちはわかります。
そして親が良いと思っても子供が行きたくないとか、中々併願校というのは決めるのが難しい気持ちは物凄くわかります。
そして三浦家のお母さんも、黒木の話を聞き、ここにきて改めて親の責任の重大さを思い知っていたようです。
中学受験に関しては、12歳の子どもにはまだ何の決定権もないので、塾に行くにしても何処の学校を受けるにしても意思表示は出来ますが最終決断を下すのは結局親なので三浦家のお母さんの言うように確かに親の責任は重大ですよね。
二月の勝者5巻ネタバレ!内容に感想|ジャイアントキリングの原因
そしていよいよ桜花ゼミナールではΩクラスの選抜試験が行われました。
そして結果が出て、Ωクラスへ昇格できる子が決定します。
先生方は、昇格した子にまさかあの子が・・・と意外に思っていたようですが、黒木だけは予想通りだったとの事。
Ωクラスへ上がれたのは上杉君と柴田さんの2人でした。
柴田さんがジャイアントキリングを成し遂げれた原因は、明確な志望校が出来たことにより高すぎる目標ではあるが受験が【自分ごと】になり、自律的に自習室へ通う時間が増え、自主学習の時間が必然的に伸びた事。
そして柴田さんは、今までは塾の宿題すらこなせきれていなかった自主学習のレベルであったのもかかわらず偏差値50はキープしていたという元々のスペックの高さもあいまって一気に伸びたと黒木は解説します。
上杉君に関しては、Ωクラスの島津君との友情らしきもののおかげだと黒木は見ていました。
競い合う人物の存在が、そもそも上杉君が自己評価を低くみつもっていた枷を取り払ってくれた。
この2人に関してはそもそも、もともとの高いポテンシャルを邪魔していた存在をとりはらった結果なので伸びて当然と黒木は予想していたようですね。
確かに、小学生の子が受験をする場合には、人それぞれ色々あるでしょうが、障害になる事は数多くあります。
そもそも受験とは、それを1つ1つ取り払い解決していき受験への障害を1つでも多く受験までに減らせてあげる事が合格へ1つづつ近づいていくことなのかもしれませんね。
今回の二月の勝者も大変楽しく読ませて頂きました。
本当に様々な角度から感情移入をしてしまいました。
また二月の勝者の6巻も楽しみにしております。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
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