天の川銀河は別の銀河との衝突の破片だった!?|ビッグバンから38億年後の出来事
銀河系ハローに残る銀河合体の痕跡を探していた研究チームは、ハローの星々の大半が共通の特徴を持つ近い仲間であるという驚くべき結果を得ました。
「化学的特徴が銀河系の『在来種』の星々とは明らかに異なっていた」
とヘルミさんは説明してくださったようです。
「ハローの星々の多くが同質のグループに属している。これは共通起源を持つことを示している」
また、光スペクトル全域の測定結果を組み入れることにより、研究チームは銀河系に侵入する恒星の運動の正確な経時的変化を立体的に再現することにも成功されたようです。
カナダ・ビクトリア大学の天文学者キム・ベンさんは、今回の研究結果に関するコメントで
「これらの研究結果をさかのぼることで、天文学者らは銀河系がどのように形成されたか、そしてどのように進化してきたかについて調べることが可能になる」
とおっしゃられております。
ヘルミさんと研究チームは今回、銀河合体が100億年前に起きたとする推算結果を得ました。
これは宇宙が誕生したビッグバンが発生してから約38億年後のことだそうです。
長く生きても100年の私たち人間からすれば、想像もつかないくらい前に起きた出来事だと思いますが、天文学に関してのニュースを見たり、たまにブラックホールに関する本を読んだりすると本当にロマンを感じてしまいます。
宇宙に関しては本当にまだわかっている事なんてほんの少しだと思いますが、今後も天文学者の方々の努力により新しい事実、驚くような発見がされることを期待しています。
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