姉と妹と中学受験の消去算|1人で泣きながら問題を解くたぬりちゃん
コッコちゃんに見捨てられたたぬりちゃん。
それでも1人でまだしぶとく消去算の問題を解いています。
父も昨夜、コッコちゃんがたぬりちゃんに教える様子を見ていて、空額受験用の消去算の解き方を理解したようで、コッコちゃんの後を受け、たぬりちゃんの勉強は引き続き父が見る事にしました。
父は横で、ごちゃごちゃ言わずに静かにたぬりちゃんが解くのを見守っていましたが、ある問題を解き終わった後、たぬりちゃん1人でなぜか泣いています。
『たぬりちゃんどうしたの?なんでなくの?』
父が不思議そうに声をかけています。
『だってわからないもん』
『えっ?この問題合ってるやん』
父は正解しているのにもかかわらず、わからないと泣き出すたぬりちゃんに困っていました。
問題は、
ケーキ2ことおだんご4こで400円。ケーキ1ことおだんごを6こでも400円。ケーキとおだんごの1この値段を求める問題です。
これはケーキの個数を2に合わせるため、ケーキ2こおだんご12ことし400円を2倍して800円にしてから800円から400円を引いてとして解いていくのですが、たぬりちゃんはコッコちゃんに言われた通りにして解いたのですが、答えは出たのですがどうも400円を800円に2倍する部分が納得いかない様子。
昨夜からコッコちゃんは絵に書いてまで、この部分を何故2倍して個数を合わせるのかを、根気よく説明していましたし、父も、
『たぬりちゃん、世の中には答えが先にわかってしまってから、それから何日も何か月も下手したら何年か経ってから理屈がわかることもあるんだよ。今はもしかしたら、この解き方に納得いかない部分があるのかもしれないけど、答えも解き方もあっているんだから泣くことあんてないよ。でも問題に納得いかなくて泣けると言う事は、それだけ真剣に向き合っているという事だからパパは今後のたぬりちゃんが楽しみだよ』
と、慰めていました。
本当に父の言う通り、出来ない事へも悔しさを人一倍感じるたぬりちゃんですが、正解しているのに腑に落ちないのが悔しくて泣けるなんて、大人の母や父から見てもスゴイファイティングスピリッツだなと感心してしまいます。
出来る事なら、超淡白なお姉ちゃんのコッコちゃんにも、少しはたぬりちゃんのこの頑固なまでの1つの事にこだわり集中する力を見習ってもらいたいものです。
本日の到達度テスト、たぬりちゃんは今受けている最中ですが、消去算の問題、解けているのか解けていないのかはわからないですが、試験に向かう姿勢は今回は100点のたぬりちゃんでした。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
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