手についた油性ペンは歯みがき粉で落ちる実体験|油性ペンが落ちにくい理由
しかし、油性ペンはしかし何故こんなに落ちにくいのでしょうか?
油性ペンに含まれている成分は、
・溶剤
・着色剤
・定着剤
・樹脂
で、油性ペンが水性ペンと違うのは、溶剤・定着剤・樹脂の3つの成分の内容になります。
ただし、着色料と溶剤は水性ペンにも含まれている成分です。
2つを混ぜるとインクとなるため、ペンには不可欠な成分ですよね。
違いは、ここで混ぜる溶剤が水性か油性かどうか。
油性の溶剤は、水性の溶剤より揮発性が高いため乾きやすいのが特徴です。また、耐水性にも優れているため、水性ペンのようににじんだりすることがないのです。
一方で、油性ペンのみに含まれているのが樹脂と定着剤です。
定着剤はプラスチックやビニールに書いてもはがれないようにするために含まれています。
樹脂は溶剤・着色料・樹脂のつなぎとしての役割があります。
つまり、耐水性に優れている油性の溶剤と、はがれにくい定着剤が、油性ペンの落としにくさの原因なのです。
子どもの遊びや図画工作、特に夏休みの工作などでは使う事の多い油性ペンですが、手や服、その他の家具などの汚れるリスク、落ちにくいリスクがあるため、油性ペンが嫌だと思う親御様も多いかと思いますが、最悪汚れてしまっても落とす方法がわかっていれば、お子様に油性ペンを使わせてあげる事も少しは気にならなくなりますよね。
万が一汚してしまった場合は是非、上記で説明した方法で試してみてください。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
(この記事でご紹介した歯みがき粉での落とし方は、各ページの見出しの動画からご視聴頂けます)