元号が変わった事から子どもにも教えて起きたい天皇の役割|社会の歴史の授業で習う予習として
元号が変わった事から子どもにも教えて起きたい天皇の役割についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
【関西中学受験体験ブログ】目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
この記事では、2019年4月から5月にかけて元号が変わると言う大きな出来事に伴い、おそらくは何もわかっていない我が家の2人娘に日本国民なら当たり前のように知っておかなければいけない正しい知識としての一般教養として天皇陛下の時代におけるその時々の役割や立ち位置、そして現代の天皇陛下の役割について教えておこうと思った事から、
- 元号が変わった事から子どもにも教えて起きたい天皇の役割|初めは大王
- 元号が変わった事から子どもにも教えて起きたい天皇の役割|武士の時代の天皇
- 元号が変わった事から子どもにも教えて起きたい天皇の役割|現代日本国憲法1条に定められている通り
以上の項目に沿ってご紹介させて頂いております。
元号が変わった事から子どもにも教えて起きたい天皇の役割|初めは大王
天皇のルーツとしては、古墳時代の大和政権の君主が始まりです。
当時は呼び名も、天皇ではなく、大王と名乗っておられました。
当時としては中国の「皇帝」より格下の名前であったようですが、やがて中国に隋や唐という大帝国が生まれると、皇帝と対等であるべきなので天皇を名乗り、隋や唐にならって天皇中心の律令国家を目指したのが天皇家の始まりです。
我が家からそれほど遠くないところにも古墳は沢山あり、娘たちにも何度か見せてあげるために連れて行ってあげたりもしましたが、古墳は昔の陛下のお墓であるという事だけは理解してはいるようです。
大小沢山の古墳がありますが、そのお墓の大きさを見ても当時の天皇陛下の権力は絶大なものだった事が伺えます。
元号が変わった事から子どもにも教えて起きたい天皇の役割|武士の時代の天皇
国家の中心となった天皇は、最初は大きな権力を持っていて自ら政治にあたる時代がしばらく続きます。
この時代の天皇は神様のように崇められるうちに、やがて実権を持たない存在となっていき、天皇の代わりに貴族の藤原氏が実権を握る摂関政治が始まります。
藤原氏に代わって、天皇を退いた後の上皇や法皇が実権を握ったのが院政です。
今回の平成天皇(前の今上天皇)がご存命のまま退位された事により上皇となられましたが、今の上皇には公務には一切かかわらないようですね。
そして武士の時代の天皇ですがその後、政治の実権を握った武士は、天皇の権威を利用し、天皇から太政大臣や征夷大将軍に任命されることで権力を保っていきます。
実権を奪おうとする天皇もいたようですが、ほとんどが失敗しています。この状態は、江戸時代まで長く続くのでした。
元号が変わった事から子どもにも教えて起きたい天皇の役割|現代日本国憲法1条に定められている通り
明治維新が起き江戸幕府を倒した志士たちは、天皇を中心とした強い国をつくろうと考えました。
明治時代にできた大日本帝国憲法では、天皇が日本の元首とされ、一般の国民は神様のように崇めますが、立憲君主制の下、天皇の力は憲法で制限されていました。
その後、天皇の権威を利用し、軍部が実権を握っていきやがて日中戦争に突入していきます。
第2次世界大戦後、日本国憲法では、天皇は政治に関わることが禁じられ、日本国や日本国民統合の象徴と定められています。
(余談ですが天皇の役割として二次大戦後の昭和天皇は、その御身を盾にされ日本国民を守って下さっております。ご自身の命1つで他の国民は助けて欲しいとマッカーサー元帥に交渉してくださったそのお姿にマッカーサー元帥はこの方は殺してはならない人だと心を打たれたそうです。今の日本があるのも本当に昭和天皇のおかげだと思います)
そして天皇については現代では日本国憲法の1条にこのように明記されています。
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
要は天皇は日本の象徴であるという事なのですが、子どもには普段の生活に全く関係の無い天皇陛下の事は知る事もないと思うので、こういった事も少しづつ最低限の一般教養として子供に伝えていきたいと思います。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。