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塾の模試の算数の偏差値を上げる方法のヒント|二月の勝者3巻から

塾の模試の算数の偏差値を上げる方法のヒント|極端ではありますが参考にはなりました

塾の模試の算数の偏差値を上げる方法のヒントについてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

【関西中学受験体験ブログ】目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。

最近私は寝る前に布団の中でやっと自由な時間が出来たと思い二月の勝者を読みなおしたりしていたのですが、改めて読むとまたこの部分は実は凄く深い事を書いていて参考になるなと思えるシーンも多く、その中からこの記事では、

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

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塾の模試の算数の偏差値を上げる方法のヒント|偏差値40を50に

二月の勝者はまだ4巻までしか出ていないのですが、今や中学受験をしようと思ったら読むマンガと合わせて私の愛読書となっています。

繰り返し読むことで、また新たに見方が変わったりして私は同じ本や同じマンガは結構読んでしまうタイプで(同じ過去のドラマも何度も見たりしますが・・・)このゴールデンウィーク中も前半はかなりバタバタでやっと落ち着くのが寝る前に布団に入った中だったりしていたので、その時に中学受験をかなりリアルに描いている漫画の二月の勝者を読み返してみたときに3巻の中で偏差値40の成績帯の子を50に上げると言う目標を塾で立てて実行していくという話がありました。

そしてその対象となる生徒を受け持つ佐倉は、成績が低迷している生徒の模試の内容を見て、なぜいまこのような成績なのかをじっくりと分析します。

すると気づいた事は、その子たちは普段解けている問題や解けているのに少数点抜けで×になっていたりと、特にケアレスミスの数が異常に多い生徒たちだったのです。

できる問題から選んでやるという作業は出来ているのにもかかわらず、同じ事をしているのにΩクラス(この塾では上のクラス)の子は比較的ケアレスミスも少なく、Rクラス(この塾では下のクラス)の生徒が成績が取れないのはケアレスミスが多いからでした。


ではどうしていけば良いのか?

塾長の黒木が佐倉に命じたのは、算数の模試、大問8問のうちで、1番正答率の高いのは大問1の計算問題です。

そしてこの模試は問題が進むにつれ難易度が上がっていく構成になっています。

模試は大問4の部分でだいたい半分のボリュームです。

黒木は今回特に成績が悪かった4名の生徒に模試を同じ時間で、大問4までの前半の問題だけを渡し解かせるように佐倉に命じます。

佐倉は不満を感じるもこれまでも突拍子もない事を言うが、結果は出す塾長の黒木の指示に渋々従うのでした。

塾の模試の算数の偏差値を上げる方法のヒント|偏差値30台の4人

果たしてこんな事で成績が上がるのでしょうか?

と初めて読んだときは私もそう感じました。

が、

黒木は問答無用で、偏差値30台の4名の生徒には、はなから半分盛大にドブに捨てさせてやってくださいと言います。

そして模試を黒木の方法で実行し採点をした佐倉はある事に気づくのでした。

結果は4人中3人が10点以上の得点アップ。

偏差値が5以上、上がっていました。

塾の模試の算数の偏差値を上げる方法のヒント|入試本番では使えない方法・・・でも・・

何故3人の成績が上がったかわかりますか?と黒木に聞かれた佐倉は、

後半の問題の方が難しいのに配点がいずれも5点。

ということは・・・、

基本の計算問題を確実に取っていった方が得点アップに繋がる。

この模試は、だいたい30問各5点で150点満点の模試。

30問全て解く気でやれば50分で一問あたり1.6分で処理する必要があるけれど、後半の問題を捨てる事で一問にかけれる時間が倍の3分になる。

だから結局点数が上がったのだと思いますと答えました。

しかし黒木はそう答えた佐倉に、それならば、できる問題を選んでやる方式と変わらないですよねと言い佐倉先生は何もわかっていないですねと一刀両断させるのでした。

黒木はケアレスミスが起こる原因は、焦りであると言いました。

その焦りが、30問もある中から出来る問題を仕分けする作業だけで彼らには焦りとなる。

その焦りがケアレスミスを生む。

だから最初から問題が半分の量と知っていれば焦りもなくなり、本来解けていた問題を間違える確率が断然減った事により成績が上がったと答えます。

しかしこの方法は入試本番ではもちろん利用できない方法で、入試では同じような配点ではない学校もあるし、難易度の低い問題から出題されるわけでもない。

ではなんであえてこんなやり方をさせたのか?

黒木はその答えを、

基本問題をおろそかにしないことの重大さを体感できるから

だと佐倉に言います。

何も難問までできなくても、自分の実力で解ける範囲の問題をしっかり解くだけで確実に点数が上がる事を知って欲しかった。

自分の実力で点数と偏差値を上げる事が出来たという体験はどんな喜びにも代えがたい。

子どもには点が取れたという事実が、どんなご褒美よりもこれにかなう喜びと原動力は無いので成績が上がると言う体験をさせてあげたかったのです。

黒木のやり方はいつも一見めちゃくちゃに見えますが、実際は結果も出すし理にかなっています。

しかし黒木が言うには、

ただ、基本をしっかり押さえてケアレスミスを防ぐ事で取れる偏差値はせいぜい50までだと言いますが、これは裏を返せば基本をしっかり押さえてケアレスミスさえ減らせれば偏差値50は取れると言う事です。

私はコッコちゃんが馬渕教室に通っていたときにも、現在能開センターに通うたぬりちゃんの模試の後でも算数に限らずに、2人が正答率何%くらいの問題を間違えているのかという事を確認しています。

この時に正答率80%台や90%台の問題を間違えているときは大抵がもう1度解かせたら確実に得る問題を間違えています。

今回もテーマに上がっていた所謂ケアレスミスをやらかしているわけですが、今のたぬりちゃんに関してはケアレスミスが1つか0の時の算数の偏差値と3個くらいやらかしている算数の偏差値は7か8くらい差が出ます。

コッコちゃんの時は良くあったことですが、算数で正答率20%台くらいの問題を正解しているのに80%台の問題を2問落としていて、これ〇にならなくても良いからこっちの2問〇になって欲しかったわと良く言いました。

今の自分に解ける問題を確実に解答用紙で〇にする精度を上げる事。

人によってケアレスミスの原因も様々でしょうが、今回の二月の勝者のように焦りもあるでしょうし、我が家の2人のようにそもそも書く事自体を邪魔くさがり書いているのでミスをする子もいるかと思いますが、私が塾の先生からかなり以前聞いたことでもありますが、偏差値45から55くらい偏差値帯ではケアレスミスの数で順位もガラッと変わる。

45の子が本来解ける問題を全部解けたら55になれる。

そもそもの実力の差はそこまで無いのだからという話をコッコちゃんの頃に聞きましたが、模試や本番で力を出し切るにはそれだけ出来ていない子が多く難しい作業であるのだなとも知りました。

しかし新しい事を勉強して覚えていくことも勿論大事ですが、今インプットしている事をテストで正確にアウトプットしていくには現在たぬりちゃんのテーマにもなっている、普段の宿題、家庭学習から1問1問丁寧に正確にアウトプットしていく訓練を地道にしていくしかないのかなと思っております。

子どもが普段できているような問題が試験で×になっているのを見るほど悲しい事はありませんからね。

今後も二月の勝者の中から気になるテーマや役に立ちそうなお話がありましたら、ピンポイントで切り取って深堀りしてみたいと思います。

この記事でのご紹介は以上になります。

最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。

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