二月の勝者4巻の内容と感想【ネタバレ】|高校受験について
次は桜花ゼミナールAクラスの柴田まるみちゃんのお話です。
Rクラスは黒木が1度授業をしたときに、佐倉が楽しくやり過ぎて、緩み切っていたのでカンフル剤として、この塾の卒業生の現在私立中学校に通う先輩を呼んで、6年生の今年の受験生に話を聞かせる事にしました。
この方は、Aクラスの柴田まるみちゃんのお母様で、柴田まるみちゃんのお母様のお話で今の高校受験がどれほど大変かという事がわかります。
ここで桜花ゼミナールの桂先生が、柴田くるみちゃんのお姉さんが高校受験で非常に苦労したう理由から高校受験を回避したいのも中学受験をする理由の1つだというお話から、高校受験界についてまだあまり詳しく知らない佐倉に高校受験の説明をしますが、これが非常に為になりました。
我が家では既に長女は高校受験はないですし(中学校をクビにならなければですが・・・)次女も既に中学受験を目指すつもりですので、高校受験の予定はありませんが、知っておいて良かった・・・改めて中学受験をして良かったと思える内容でした。
柴田くるみちゃんのお姉ちゃんは、テストで90点台を取っても、平均点よりも25点多く取っても内申の評価は5点中4。お姉ちゃんは社交的で部活も頑張る子だったのにあの成績で4しか取れないのなら内向的な妹のくるみちゃんはもっと苦労すると感じたとの事。
それにくるみちゃんは、小学校で一時期不登校になった経験もあり、なので中学校は不登校にも理解のありそうな私立中学校を探してそこに通わせたいと思っているとの事でした。
桂先生の補足では、地域ごとに基準は違うと言えども、進学校の公立高校に進学したいのであれば内申は最低でも4以上。
しかし定期テストは90点台では5の可能性があるだけで、80点台なら4、70点以下なら3以下。
平均点くらいの生徒で、授業態度が悪い、提出物の機嫌を守らないとなれば2か1。
で、
よくあるのが90点以上で提出物も大丈夫なのに5を取れない子がいるのは、全て授業態度に問題があるという事。
- 授業中の手紙回し
- 大あくび
- 他教科の内職
- 授業を上の空
- 窓際の席なら景色を眺めている
実際にこういう理由で、内申点が本来は5でも4にされることもあるらしいのです。
後は、授業中に先生の目を見ているか、質問を積極的にしているかなどもかかわってくるらしく頬杖などはもっての他。
他にも体育の授業や部活動などではリーダーシップなどを発揮しているかなども見られこれらすべてがしっかりとこなせていて初めて5の可能性も生まれてくるのだそうです。
桂先生のこの佐倉への説明に黒木は拍手そして、桂先生が黒木へ高校受験をどう思っているのですか?という質問に黒木は、
大嫌いですと一言。
理由は同じ成績の子が並んでいたら、より先生に好かれている方が有利というのが嫌いだそうで、中学受験は本番のテストで点数をクリアすれば合格できるのが明確で気持ち良いとの事。
確かにこの黒木の意見は一理あり非常に理解できました。
私も公立出身ですが、学生時代を思い出しても公立の先生は必ずしも人格者である先生方ばかりではなかったですし、そんな人の好き嫌いで多少なりとも内申点が変わってくることは不条理に感じる部分はありますね。
コメント
こんにちは^ ^
二月の勝者、以前から気になっていて最近三巻まで購入して一気に読んだところです。
四巻はまだ読んでいないのですが、ママさんの感想を読ませていただき(←ネタバレ了承の上)、早く読みたくなりました!
特に高校入試における内申点の部分に興味津々です。
三巻まで読んで「中学受験は課金ゲーム」の回が一番印象に残りました。
「子供を強くするために課金してなにが悪い!」って台詞が違和感なく、心にストンと落ちました(笑)
えむ様。
こんにちは^^二月の勝者、えむ様も読まれていたのですね^^
仰って頂いておりますように、黒木のセリフは本当に、ストンと落ちるセリフが多いですよね。
私も黒木に賛成の事は多いですが、我が家では主人が特に黒木よりの極端な考え方をしているので、
自分の考えが二月の勝者の漫画の黒木に肯定されたようで嬉しそうです(笑)
四巻では、わたしが冒頭の感想で書いていた内容の中に、塾トップの島津君と偏差値50くらいの、
私立中学校を目指している上杉君が喧嘩したときも、上杉君にひどい事を言った、島津君を注意しようとした
佐倉に黒木が、『当塾では残念ながら・・・道徳という科目は教えておりません』というセリフに、
さすがに私はそれはダメでしょと思いましたが、進学塾のシビアな一面を垣間見た気がしました。
自分の子供が中学受験というものを経験している最中だからこそでしょうが、読んでいてガーンとなるような、
ショックな出来事やセリフも多く凄く心が動く漫画なので、本当にハマってしまっています^^;