新紙幣の肖像画の3人はどのような偉人なのでしょう?|千円札は北里柴三郎
新しい千円札の肖像画になる北里柴三郎(きたざと・しばさぶろう)さんは、1853 ~1931年に活躍された細菌学者です。
「日本の細菌学の父」「近代日本医学の父」とも称される医学界に多大なる貢献をされた偉人ですね。
1853年、現在の熊本県小国町で庄屋の家にお生れになられました。
18歳で熊本医学校(今の熊本大医学部)に入学されました。
その後、東京医学校(今の東大医学部)でも医学を学ばれ卒業後は内務省衛生局に入り、ドイツへ留学されます。
そして当時の細菌学の権威ロベルト・コッホに師事し、留学中に破傷風菌の純粋培養に成功するのでした。
その後、血清療法を発表します。
ドイツから帰国後の1892年、伝染病研究所を設立されます。
その2年後に香港でペスト菌を発見。
1914年、伝染病研究所が東京帝大の下部組織へ移管されることに反対し、私財を投じて北里研究所を創設しました。
そして1917年には、慶応大学の医学部開設にあたって医学科長に就任。
1931年に、78歳で脳溢血により天寿を全うされ、お亡くなりになられた31年後の1962年に北里大学が創設されたのでした。
こうして見てみると、今回のお札になられる3人の偉人の方々は、みなさん幕末から明治にかけて日本に多大な貢献をされてきた方が選ばれておられますね。
ちなみに、新紙幣の裏面については、麻生財務相は新1万円札に東京駅丸の内駅舎、5千円札に藤の花、千円札に富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」を採用することを明らかにされております。
まだもう少し先の流通にはなりますが、新元号も決まり、新紙幣の肖像画の偉人も決まり、新しい令和の世の中に徐々に移行していっているのだなと改めて実感しました。
我が家の2人の娘にも、新紙幣の肖像画の3名の偉人については、しっかりと学んで欲しいなと思います。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
【その他の関連記事】