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小学校中学校の不審者侵入者対策地域開放との板挟み問題|監視にも限界が・・・

小学校中学校の不審者侵入者対策地域開放との板挟み問題|大阪教育大付池田小事件以来からずっと課題


小学校中学校の不審者侵入者対策地域開放との板挟み問題についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。

この記事では最近、全国でも頻繁に起こっている、小学校中学校など学校への不審者侵入者対策が学校の地域開放も必要な地元の住民の方と厳重監視との板挟み問題になってきている事から

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

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小学校中学校の不審者侵入者対策地域開放との板挟み問題|文科省がマニュアル化


学校内に不審者が侵入する事件が全国で相次いでいますね。

2001年の大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)でのまだ今でも忘れれないあの忌まわしい殺傷事件以来、学校の安全対策は課題とされてきておりますが、出入りを完全に監視することは中々に困難であうようです。

子どもたちが集い、災害時には避難場所としても活用される学校は、地域に開かれた場所であるべきだという指摘の声もあるようなのです。

またサッカーや武道などの習い事で、小学校の体育館やグランドも開放している小学校も多いことから、出入りは完全に管理する事は本当に難しく思います。

子どもの安全確保と地域づくりの拠点としての機能をどう両立させていくかが、現在進行形で現場でも模索が続いているようです。

池田小の副校長のお言葉でも、

「あの事件以来、児童も教師も、安全意識を高く持たせるようにしている」

と仰っておられまして、刃物を持った男性が乱入し、児童8人が犠牲となったあの悲しすぎる事件は誰もが忘れていない事だと思います。

池田小では事件後、学校の出入り口を一つに絞り、防犯カメラ12台、非常ベル314個を設置されました。

生徒たちへも防犯の知識などを学ぶ「安全科」の授業を毎週開いておりますし、不審者を見掛けたらすぐに非常ベルを鳴らすよう児童にも徹底した指導をされているようです。

不審者侵入を想定した教師向けの訓練も年に6回実施されていて侵入者対策にはかなり高い意識を持ち徹底しております。

小学校中学校の不審者侵入者対策地域開放との板挟み問題|2018年7月2日に福岡でも


池田小の事件を受け、文部科学省は危機管理マニュアルを作成されました。

2015年度の文科省の全国調査では、2016年3月末時点で、ほぼすべての小中学校が各校の事情に沿った独自のマニュアルを整備されているようです。

そして2018年6月の交番襲撃後、警察官の拳銃を奪い、小学校に発砲した富山市の事件の場合では、マニュアルを参考に、警察から連絡を受けた学校が児童を体育館へ避難させ、教師がさすまたを持って出入り口を警戒されました。

連絡体制などはスムーズに行きましたが、今回の富山市の事件では、侵入者が拳銃を持っていることまでは、この国では起こり得る可能性は非常に低く、さすがに想定題ではあったようですが・・・。

7月2日にも若い男性の侵入者が小学校の女子トイレに侵入する事件が起きた福岡市では、富山市の事件を受け、市教育委員会が市立小と幼稚園に不審者対策徹底の緊急通知を出したばかりです。

不審者発見時の素早い通報や複数職員での対応などを記したマニュアルの確認に加え、戸締まり強化や来校者の受け付け名簿への記入の徹底を求めています。

同時に防犯カメラや、警察や民間警備会社との連絡装置の設置などハード面の整備も進んでいます。

ただ、九州でも6月22日に福岡県久留米市の小学校校庭で侵入した男性が女児の顔をたたくなど、不審者の学校への侵入事件は後を絶たないようです。

銃撃事件が相次ぐ米国では、校舎を施錠し、内部から不審者ではないことを確認できた場合に限り、内部に入ることを許可するケースもあります。日本では、そこまでの徹底した監視は予算の制約などから現実的には難しいようです。

防犯カメラを設置しても監視までは手が回らず、録画だけという学校も多いのが現状のようです。

小学校中学校の不審者侵入者対策地域開放との板挟み問題|住民との軋轢との兼ね合いが難しく・・・


そもそも、地域に開かれた学校というのが私たち親世代が、現役の小学生であった時代のイメージでした。

学校を終えた後、放課後もいったん家に帰宅してから、再び学校へ行き遊んだ事も何度もあります。

そんな私たち親世代からすれば、過度な監視は学校が使えないと言う不便を感じやはり各地でも住民とのあつれきを生みかねないという懸念もされています。

学校には、行事やPTA活動などで保護者や地域住民が日常的に出入りするのが当たり前。

「来校者全てを不審者扱いできない」

と福岡市教育委員会の担当者の方も仰っている通り、来校者に不審者などまずいるはずがないのが普通なのです。

「学校の実情や地域性に応じて取り組む必要があり、一律の対策は難しい」

と長崎県の教育委員会の担当者の方の声もあります。

地域防犯に詳しい立正大学の犯罪学の教授の方のご意見では、低コストの対策として

「入り口から受付まで誘導する矢印のテープを廊下に貼る」

ことを提唱されています。

訪問者がライン上から外れた所にいれば子どもも侵入者と判断でき、神奈川県藤沢市などでも既に成果を上げている方法との事。

学校の敷地を囲う塀を見通しの良いフェンスにするなど教授は、

「住民の手も借りながら、地域と連携して学校の安全対策を考える必要がある」

と指摘されています。

安心して子どもを小学校へ通わす事も出来ない今の世の中・・・。

本当に、信じられない事をする理解不能な犯罪が増えてきた今の時代を心の底から悲しく思い、将来が心配になるばかりです。

何かが狂い、世の中が病んできているように感じるのは、何をしていても極度のストレスを感じてしまうストレス社会が原因なのでしょうか?

小学校での不審者への侵入者対策も勿論大切ですが、そもそもそのようなおかしな動きをしない人間作りが根本的に大切なように思えるのは私だけでしょうか?

この記事でのご紹介は以上になります。

最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。

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