東京医科大が女子受験生に減点していた事について|国立大でも?
入試段階での「男女差別」が明らかになり、SNSなどでも衝撃が走っているようです。
しかし、医師の方々からは、女子学生の入学を抑制しようとする大学があることは
「以前から公然の秘密だった」
という証言もあるようです。
40代の勤務医で国立大医学部を卒業した男性のお言葉では、私立ではなく国公立大であっても
「私たちが受験生だった頃も、男子有利の大学があるという噂はありました」
と仰っておられます。
男女別だけではなく
「浪人生や再受験生に対し不利な大学というのを、予備校の先生たちから説明された記憶はあります。どこまで根拠のある話かはわかりませんが、模試の偏差値と入試合否の関係から推察していたのかもしれません」
との事。
この話には、何の証拠も確証も無いのですが、東京医科大の、女子受験者の入試の点数を、減点していた事実があるだけに、そして実際に医学部受験を経験してきた現役の医師の方のお言葉だけに、一概に単なる噂とは思えないですね。
女性医師のニーズは高い
取材を受けた男性医師の方のお言葉でも
「健診の現場などで女性医師のニーズは高いと感じる」
と話されていました。
その理由には、
「病気でもないのに異性に見られたくない、という女性受診者が多いのでは」
といいう理由は女性である私も多いに納得です。
「診断能力には男女差がないと理解されているんだと思う。男性医師の診断能力が高いのだとしたら、男性医師希望という声が聞こえてきそうなものですから」
そのうえで
「東京医大のいう『女性は男性の1/3』などというのは我々の実感とはかけ離れている。育児や家事で病院から離れるというのは、女性に育児や家事を押し付けているからにほかならない。女性医師に出勤してもらいたいなら、その配偶者に頑張ってもらえばいい。そのあたりは医師だけが特別ではないと思う」
と仰っておられます。
まさしくその通りだと思いました。
一方SNSでも、こんな指摘があります。
「これ2011年頃からの話どころじゃないですよ。医師ならほぼ皆知ってると思うけど医学部受験生の頃から女子の減点は特に私大において医大全体にあるとまことしやかに噂されていたし女性は結婚や出産に伴い退職するから致し方ないと私たち女子受験生は言い含められていた」
「夫が自分の研究、留学に伴い勤務地をころころ変えるのに合わせ女性医師は常勤から非常勤に変わり、IF集めに論文執筆に余念ない夫の代わりに仕事をセーブして子育てに勤しみ、でもそれがなんの疑問もなく当然のこととして行われてる状況で「女性は辞めるから」と言われ続けているんだよ」
結婚、出産を期に、一時的にしても職場を離れる事が、問題にされ不当な扱いを受けるのは何も企業だけではなく、医師の世界でもあった事なのですね・・・。