中学受験の年齢による塾選び|公文式や個別塾進学塾に通った経験から
目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
この記事では、今年の1月に中学受験を終え、現在中学1年生となった我が家の長女のコッコちゃんが、中学受験専門塾、個別進学指導塾、公文教室とそれぞれ通っていた経験から、中学受験を目指すとしてもその年齢や子どもの性格やタイプに合った塾選びが必要なのかな?と感じた実際の体験から
- 中学受験の年齢による塾選び|有名進学塾に最初から通うのが良いのか?
- 中学受験の年齢による塾選び|9歳の語彙力の壁
- 中学受験の年齢による塾選び|競争を避ける今の学校教育の弊害
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
中学受験の年齢による塾選び|有名進学塾に最初から通うのが良いのか?
これから中学受験を目指そうと思われているお子様の親御様や、もしくは既に中学受験を目指していて転塾をお考えの親御様にとっての塾選びは、母も経験がありますが非常に悩まれる作業の1つであると思います。
しかし、子どもの学力はブランド力のある有名な塾に入れれば、自動的に伸びるわけではありません。
我が家から通える範囲では中学受験に特化した有名進学塾では馬渕教室と能開センターがありコッコちゃんは馬渕教室に通っていました。
コッコちゃんが、正式に馬渕教室に通い始めたのは小学5年生の中ごろからでした。本来ならもう少し早めに入塾させておけばよかったのですが当時の母は、中学受験に関する知識もなく、そしてもし4年生の頃のコッコちゃんが馬渕教室に入塾しようと思っても入塾試験を合格できたかもわからないです。
幸いコッコちゃんは、小学生の低学年から公文教室に通い、その後個別進学指導塾に通っていたのでその成果もあり小学5年生の時に受けた入塾試験も合格できたのかな?と今考えればそのように思います。
そして、コッコちゃんの性格を考えれば、馬渕教室で中学受験勉強に向けて戦えたのも1年半くらいがギリギリだったのではないかな?とも思え、万が一入塾試験にパスできたとして4年生や3年生で馬渕教室に入塾していたらもしかしたら授業についていけずに本当の意味での勉強嫌いになっていたかも知れないなとも考えられます。
小学校低学年では、子供を勉強嫌いにさせないことを最も優先した方が中学受験を目指す後々の事や、私立中学校入学後から大学入試という長い目で見た時に良いのかなとも感じています。
子どもが勉強を嫌いになる理由として、一つ目は、授業がわからないからという理由が1番多いのではないでしょうか?
小学校ではクラスの生徒全員に向けて、まったく同じ教え方をするので、その授業についていけない生徒がどうしても出てきます。そして、いったんわからなくなると、子供は自分は頭が悪いと思い込んでしまいます。
二つめは、ただ単純に問題ができないからです。いまはゆとり教育の影響もあって、先生は学力の低い子に合わせて説明する傾向にあるそうです。だから授業中は理解できるのでしょうが、テストになると結果が出ません。
こうなるとやはり勉強が嫌いになります。
なので低学年から3年生までくらいには、出来る問題をばかりするわけでもないのですが、上手くその子が出来る速度とわかる授業の塾や公文教室に入れて、勉強を嫌いにならずに勉強をする習慣をつけさせてあげるのも良いのかなと思いました。
中学受験の年齢による塾選び|9歳の語彙力の壁
コッコちゃんは、公文教室に低学年から通っていたため、とりあえず勉強をする習慣と学校の授業に関しては問題なくこなせていました。
学校の授業がわからない場合は、親がわかるように教えても良いですし、わかりやすく教えてくれると近所の評判などを聞きその塾に通わせてもいいかも知れないですね。
公文式のように練習量で学力を伸ばし、勉強の習慣がつきやすい塾に入れるのも良いと思います
低学年の時期の勉強は、字を書いたり計算したりすることが中心になります。練習量を増やすことで対応でき、その結果、できるようになれば子どもは勉強を嫌いにはならないと思います。
わかる、できた、という体験を重ね、自分は頭がいいと思い込んでもらえるくらいで丁度良いのだと思います。
そうなれば勉強も嫌いにはならないのです。コッコちゃんも最初は自分は出来ると天狗になっていましたが、馬渕教室に入り、その伸び切った天狗の鼻はぽっきり折られてしまいましたが、低学年や3年生くらいまでは中学受験を目指すのであれば天狗くらいでも丁度良いのではないでしょうか?
逆に、低学年の時期にもし本当に勉強がわからないような事になっているのに処置をしないと、ズルズルと遅れて勉強が本当の意味で嫌いになり、高学年で中学受験のために塾に入れたとしても、元々わからない所もある上にさらにもっと難しい特殊算なども習うので混乱しさらに勉強嫌いになる可能性は非常に高く思われます。
公文式の良い所は練習をたくさんさせるトレーニング型の塾と考えていただければいただければ良いかと思います。
勉強量だけで言えば、中学受験専門塾でやるくらいの勉強量を低学年からするので、勉強量に慣れるためには非常に良いかと思うのです。
公文式の他にも良い部分はその子その子で個別にどんどん進められ、1年生が2年生や3年生の問題をやったりするので、優越感を覚え、さらに進んでいく子もいますし早い子は1年生で4年生の問題をしている子もいます。
計算や漢字の書き取りなど、中学受験勉強をする時に必ず必要な根底の基礎の部分を徹底的にするので計算力もかなり上がります。
しかし、聞くところによると公文教室は教室によって指導者のレベルが違うとの話も聞きます。
ですので口コミなどで前もってある程度、評判を確認しておいた方が良いかも知れないですね。
そして公文教室に通っている間は、親が理解度や進捗具合を観察したほうがいいかと思われます。
我が家のコッコちゃんのように、小学生の低学年のうちから小細工をして宿題を机の奥へ隠したりしてしまうようなことにならないとも限りません。(まあ・・・普通はないかと思いますが・・・)
そして、公文に通っている間は、公文教室の宿題の量をこなしている事を褒めてあげるのも大切だと感じます。正直、小学生の子が公文教室の宿題を全て毎回こなすのは本当に偉いことだなと思うからです。
9歳の語彙力の壁
低学年の頃は、家庭での学習の習慣をつけ、勉強嫌いにならないようにすると、次は高学年。
高学年になると、国語なら文章の筋や指示代名詞の理解、心情の読み取りなどが必要になってきます。算数は文章題や複雑な図形問題が入ってきます。中学受験勉強に取り組むに当たり、その前提になる9歳の語彙力の壁をしっかりと越えられるかどうかが1つの壁になってきます。
越えれば勉強が面白く感じられ、越えなければチンプンカンプンで地獄、という分かれ道ですが、正直コッコちゃんは計算は得意でしたが、最初はこの語彙力の壁に幾度となく行く道を遮られました。
小学校3、4年の勉強なら、まだ親が問題を見て、子供の理解度を判断できるはずなので進度が遅いようなら、9歳の語彙力の壁が問題になっている可能性もあり、どの言葉がわからないのか、言葉の意味をどう考えているのかを、理解できるまでゆっくり付き添い教えてあげる事も必要かなと感じました。
コッコちゃんは、父や母がわからない言葉が非常に多いコッコちゃんに逐一教えていたので未だにわからない単語や言葉はすぐに聞いてきてくれます。
このように、わからない単語や言葉があるのは当然だと思うので、すぐにでも両親に聞ける態勢をこの9歳の時期に築き上げておけば、少しは後々苦労せずには済むのではないのかな?と思いました。
中学受験の年齢による塾選び|競争を避ける今の学校教育の弊害
子どもの性格による塾の選択
いきなり中学受験専門塾に通う事が、子どものやる気に影響するのではないかと考えるのは、今の小学校と母たちが通っていた小学校の学校教育の仕方が変わっているからと感じる部分があります。
いまの学校教育は、徒競走で順位をつけないように個人差を曖昧にし、子ども(おそらくは親が?)が傷つくのを避ける傾向にあります。
そんな環境で育った子が中学受験専門塾でいきなり下位にランクされれば、傷つく子もいると思います。
そんな中でも、負けん気が強い子なら下位クラスでも頑張ることもできますが、それはその子の性格や育ってきた環境により大きく変わってくる所であると思うのです。
中学受験専門塾にいきなり入塾しても、勿論そこで十分やっていける子もいると思いますが、中学受験を目指すために、入塾するのに入塾したことがきっかけで今までとは違う大きすぎる壁にぶち当たり、やる気を損ねるような事になれば子どもも可哀そうなのでまずは塾に入っても十分やってける力をつけてからの入塾も1つの手段だと思うのです。
後は、コッコちゃんも中学受験直前で陥った事なのですが、受験が近づき生徒の質問が増えてくると、気の弱い子や、人に順番を譲るような優しい子は質問に行きにくくなる傾向があるようです。
コッコちゃんの場合は、ボーっとしていて母が質問して来いと言ったところを質問する事を忘れていただけでしたが、コッコちゃんの同級生の子でも同じような悩みを抱えていた子が結構いたと後で知りました。
このような1番大切な受験直前に先生方が忙しいのは当然なので、塾の先生の人数も十分かどうかは子どもの性格によって塾選びの大切なポイントの1つだと思います。
人を押しのけてでも質問にいけるような気の強い子なら、ある程度先生の数が少ない塾でもやっていけるでしょうが、優しい性格の子ですと、質問に行けない自分自身と質問してわからない所を聞かなければならないのに聞けていない自分自身に悩んでしまうと思うのです。
そんな時は、コッコちゃんのように入試直前だけ個別塾に通い、わからない問題のみを集中的に教えてもらうと言う手段もありますが、本来ならそんなことにならない方が良いかと思います。
経済的にも塾に2つ通うのは結構痛かったですし・・・。
これから中学受験をお考えの親御様や転塾でお悩みの親御様には、お子様がその塾に通ったら、どのような感じで頑張っていけるかという事を、想像したうえで合うかどうかをしっかりと見定めてあげていただければなと思います。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
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