国語が苦手な小学生に効果的な2つの方法|ストーリー展開に論理展開
目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
馬渕教室の第2回公開模試も終え、志望タイプ別特訓にも通いだしたコッコちゃん。
算数に理科などはやるべきことも見えてきて、あとは時間をかけて復習を繰り返し演習をこなしていくのですが、今回の公開模試でも大幅に偏差値を下げた国語に関しては母も正直活路を見いだせずにいます。
その理由としては
- 母も国語が苦手
- 本人も国語が苦手
- 具体的な勉強方法がいまだにわからない
という致命的ともいえる理由から活路を見いだせずにいます。
そんな母もコッコちゃんも苦手な国語をなんとか克服しないといくら数学や理科の偏差値が今後上がったとしても全体的な偏差値が国語に足を引っ張られ中々上がらないのでは困った事になります。
国語対策を日々、気にかけてアンテナも張っている母ですが、今回、東洋経済の記事で緑進学院の石田先生と言う方の記事からヒントを得て国語が苦手な子に対する対策などが掲載されていましたのでこの記事では
- 国語が苦手な小学生に効果的な2つの方法|社会に出ても困っていた母
- 国語が苦手な小学生に効果的な2つの方法|ストーリ展開型の話し方を習得して克服
- 国語が苦手な小学生に効果的な2つの方法|論理展開型の話し方を習得して克服
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
小学生のお子様が国語が苦手でご心配をされている親御様に少しでもご参考にして頂けますと幸いです。
国語が苦手な小学生に効果的な2つの方法|社会に出ても困っていた母
コッコちゃんが国語が苦手なのを心配して早いうちに克服してあげたいと考えるのは、中学受験のためだけではないのです。
国語が苦手であるという事は今後、社会に出てからも非常に苦労するという事を母が身を持って体験済であるからです。
例えば国語が苦手だとどんな悲惨な目に合うかと言いますと
- 国語以外の問題も文章で出されるので問題を読み理解に苦しむことも多々
- 試験の解答以外にも文章で意思表示をしなければいけない時にフリーズする
- 国語が苦手と言う事すら自覚していない社会人もいるが無意識に失礼な言葉遣いをしてしまう
まだまだありますが、代表的なものを挙げてみました。
国語が苦手ですと、学生時代も国語以外の試験の問題を読み解く力がなく全体的な学力に影響を及ぼすばかりでなく、社会に出てからの入社試験や資格試験にも影響を及ぼします。
例えば母の体験で言いますと、母は社会人になってから仕事で必要な資格をいくつか取っているのですが、その試験でも4択マークシートの中から、答えはわかるのに、その4択の中のどれが答えを書いているのかが自信を持って選択できずにひっかけにひっかかっていないかなど凄く自分の文章読解能力の自信の無さから疑心暗鬼になってしまい時間を無駄にしてしまった事も多々ありました。
それに社会に出ると文章での業務報告やいまでは社内メールでも目上の方に送信するメールなども簡潔に業務報告と意思表示を兼ねてしなくてはならない事もあるので、こういった場合にも、文章を書くのが嫌なのでそんな何気ない業務がおっくうになったりもしました。
それに母の場合はまだ自分が国語が苦手という自覚があったので、極力注意していましたが、国語が苦手と自覚のない人は、悪気なく失礼な発言をしてしまう人も、母は社会に出てからよく見てきました。
コッコちゃんには母のような社会に出てからの苦労を極力してほしくないと思うので、学ぶべきことは学べるうちに学ばせてあげたいと思い、今のうちに国語力の強化を図りたいと考えました。
国語が苦手な小学生に効果的な2つの方法|ストーリ展開型の話し方を習得して克服
読解力の前に日常会話で国語力を高める基盤を作る
国語のできる人は話し方にも、大きく道筋を立てた話し方をしています。
1つ目ののパターンは小説のようにストーリーを展開して話す方法の人。
2つ目のパターンが論理展開で話す人です。
この2パターンは実は国語の試験でもよく出題される傾向にあるらしく、日常会話から十分に鍛えることのできる部分であるのです。
日常会話から鍛えることにより、小説の問題や、論説文や説明文の問題も構成を見破れる力を習得してしまおうという目論みです。
母が参考にさせていただいたこの記事を読んだ時に、身の回りでこのような話し方をしている人がいないかと探してみたら案外身近にいました。
我が家の次女たぬりちゃんは実によく物語調に物事を話しています。
小学2年生なのに正直、小学6年生のコッコちゃんよりも話し方はうまいと言えます。
たぬりちゃんの話を聞いているとその場の情景が思い浮かぶのです。
そしてもう1人。
この論理展開の話し方が出来ていると思ったのが我が家の父です。
父は営業経験とコールセンター経験と言う長年人に物事を説明するという職種に就いていたため鍛えられたのでしょうが、論理的に順を追い物事を説明するのがやはり上手いです。
ただ日常会話を脈絡なく思いのまま話している母やコッコちゃんとは違った2人が家族にいたのは救いでしょうか?
それではまず、ストーリー展開型の話し方に関して触れていきます。
ストーリー展開型の話し方
ストーリー展開とは、ちょうど昔話のような感じで展開する話し方です。
物語や小説を紐解いてみると以下のような流れの繰り返しになっていることに気づかされます。
状況⇒出来事⇒心情の変化
物語とはこれの繰り返しなのです。
有名な昔話、桃太郎では
状況は、【昔々、おじいさんとおばあさんがいて、おじさんは山にしば刈りに、おばあさんは川に洗濯にいきました】
出来事は、【川に桃が流れてくる】
心情は、【不思議に思い、拾い上げ家に持ち帰りたいと思う】
この3つの流れが時系列に沿って何度も繰り返し進んで行くのです。
これを、子どもとの会話で進めていき、自然と普段からストーリー展開の話し方を身につけていくには
状況:はじめはどういう状況なのか?
出来事:どういう出来事があったのか?
心情:どのように思ったのか?
これだけを意識して話だけで凄く話がストーリ上にまとまり伝わりやすくなり、それを聞いている子どもにも状況⇒出来事⇒心情という順に質問してあげて、ストーリー展開の話し方へ誘導してあげるのです。
これを繰り返す事により子どもは自然とストーリー展開の話し方が出来る様になります。
国語が苦手な小学生に効果的な2つの方法|論理展開型の話し方を習得して克服
論理展開の話し方
論理展開の話し方は、ストーリー展開の話し方のように時系列や心情と言った、視点が入った話し方とは違い、言いたいことをわかりやすく伝えることに特化した話し方です。
会話の構成は
序論⇒本論⇒結論
序論は、だいたいこんな感じの話をします。という概要の説明。
本論は、序論で話した内容を詳しく話すとこうなります。という本題。
結論は、私が言いたいことはこれなんです。
というように論文構成の話し方になります。
初めに全体像を言って、詳しく掘り下げて、最後に結局何を言いたいかと簡潔に伝えます。
この話し方を親子の日常会話でどのように展開すれば良いのかと言いますと、
言いたいことをまとめて先に言ってしまう。⇒もう少し説明してもらう。(3つくらい)⇒どうすれば良いと思う?言いたいことのまとめ
会話がこのように流れる様に親が促してあげれば良いのです。
質問としては
どういうところが?(具体的には?)
他には?
今後どうしたら良いと思う?
などの論理的に答えを返さなければいけなくなるような質問の投げ方をしてあげるだけです。
それにこたえようとするお子様は自然と序論⇒本論⇒結論と言う話し方が身についていきます。
以上2つの話し方を日常会話から意識して話すことにより時間はかかりますが、社会に出てから国語力の無さで母のように困る事の無いようにコッコちゃんには、今から国語力を鍛えていきたいと思いました。
国語が苦手のお子様がいらぅしゃりご心配されている親御様には日常の会話から改善できる方法になりますので、少しでもご参考にして頂きますと幸いです。
この記事でご紹介させて頂く内容は以上となります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
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