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二月の勝者6巻ネタバレ感想|九月の模試は点数アップも偏差値が下がる事が多い
そしていよいよ始まった9月の夏休み明け最初の模試。
ここでの志望校合格判定は今後の志望校決定へ向けてのかなりの大きなウエイトを占めてきます。
そして模試を終え、結構手ごたえがあった三浦君や武田君。
実際採点をしている佐倉も正答率が上がっている生徒に手ごたえを感じています。
が…、
4日後の結果では…、
軒並み偏差値はダウン!!
そしてテンションが大きく下がりモチベーションが模試終了後と結果が出た後で大きく下がってしまった生徒たちでした。
天王山の夏を銘打たれていた今回の模試での偏差値ダウン。
ダメージはさぞかし大きい事だと思います。
黒木先生が言うには、夏以降はほぼ全員が頑張るので個人の学力が上がったところで全体の学力も上がるので、偏差値も良くて横ばい、下がるのも普通だと言います。
しかし例年この時期に、大慌てしてパニックを起こした母親からの電話攻撃の対応に大忙し桜花ゼミナールの電話が鳴らなかったんは黒木が夏休み前の保護者会で夏の成果は九月には出ませんという布石を打っていたからでした。
そしてこの夏の成果が出るのが10月と保護者に言っていた黒木でしたが、佐倉が黒木に10月には成果が出るんですね!?と嬉しそうに聞くも黒木は、個人差としか言いようがないですね。とサラッと…。
私は黒木先生の意見に大賛成で、そりゃそうでしょとしか思えませんでした。
逆に佐倉先生の質問の方が本当に塾の講師か?と思えるほどのチープな質問です。
確かにこの9月に成果が出なかった子は模試の結果を受け色々な感情を抱くでしょう。
親も含め落ち込み慌てふためくでしょうが、そこでもうひと頑張り、それこそ夏以上の頑張りを出来る家庭と、意気消沈したままそのままズルズルと無駄に時間を過ごす家庭、その差が個人差となり現れるののが次の10月なのではないでしょうか?
と私はこのシーンを読み感じました。