小学生が塾に通う理由にモチベーション|大人と子供の時間の流れの感じ方の違い
二月の勝者の5巻の中に夏休みがいよいよ近づき、夏期講習が始まろうとしていた時期に保護者を集め黒木先生が説明を行っていた中で、
『入試本番まで残り6か月の時点では、親はもう6か月しかないと感じているが、子どもはまだ6か月もあると感じている。しかしこれは当たり前の事で、そこで子供と衝突するだけ無駄なことだと。なぜなら大人の6か月後と子どもの6か月後では、そもそもの時間の流れの感じ方が速い大人と遅い子どもとでは当たり前の相違なのだから。』
という内容の事が書かれていて、中学受験を目指し塾へ通わせていると幾度となく起こる親と子の衝突のほとんどがこの時間の流れの大人子どもでの相違によるものだなと私は思いました。
そもそも今4年生の次女に、こんな事じゃ○○中に合格しないよっ!と言ったところで、親からすれば残り2年半後のはなしですが、子どもからすれば遥か先の話のように感じ、は?ママ何先の話してんの?となるでしょうし、塾の試験が2週間後であろうが、親からすればもう2週間しかないので、間もなく試験というような物の言い方で、勉強をするように言いますが、子どもからすれば、まだ2週間もあるし・・・と余裕を感じていて、その時間の流れの感じ方の違いから永遠に言い合いをしていても感覚の差は埋まらないのです。
なので、私は受験がいついつだからとか、試験が何日後だからとか言う言い方で勉強をするように言うのは伝わらないのは当然なのかな?と最近感じるようになりました。
子供にはもっと具体的に、明確なすぐ近くの勉強をする理由があった方がモチベーションの維持はしやすいのかもしれません。
そしてそれはその子その子によって違うものなのかもしれません。