千葉県野田市の虐待事件は母親も勇一郎容疑者からDVを受けていた!|心愛ちゃんは優しい良い子
さらに糸満市は、心愛ちゃんが通っていた小学校とも連携し、調査をするも虐待の痕跡は確認できなかったといいます。
「上の子の話をすると避けられる可能性があるため、低体重児で誕生した下の子の支援を通して、母子の様子を確認しました」
と担当者の方のお話です。
家庭訪問の約束はとりつけたらしいのですが、容疑者側の都合で延期され実現しなかったようです。
「一緒に(夫の出身地の)千葉で暮らすことになったと言っていました」
糸満市は、転入先の野田市に対し、『不安定な状態のリスク家庭』と申し送りをしていたようです。
その具体的内容は、
「夫が妻を支配、友人家族と連絡なく、メールを削除させられるなどの生活が日常的。妻へのDVや娘への恫喝があった。夫婦のパワーバランスが懸念される、というものです」
糸満市の支援は、この段階で終了となります。
そして、2017年9月、心愛ちゃんは千葉県野田市立山崎小学校に転校しました。
山崎小学校の教頭先生のお話では、
「積極的な児童で、授業中も自分から挙手する。礼儀正しく、言葉遣いもしっかりしている。お友達にも優しく慕われていました。衣服が汚れていることもなく、“あのアンケート”以前には虐待を感じさせることはなかったです」
あのアンケートとは、学校が児童に実施したいじめに関するアンケートのことです。
2017年11月6日。
心愛ちゃんはアンケートの自由回答欄に
《お父さんにぼう力を受けています。夜中に起こされたり、起きているときにはけられたりたたかれたりします。先生、どうにかできませんか》
と綴っている。
正直、涙が出て来そうな内容です・・・。
このアンケートに書いた事を、父親の勇一郎容疑者が、撤回させて、心愛ちゃんに無理やり自筆で、嘘であったと書かせ謝罪するような内容を後日書かせたそうですが・・・それがどうしてウソだと、父親に書かせられているものだと違和感を感じなかったのでしょうか・・・。
しかし最初のこの段階では、学校はすぐに動いてくれています。。
「その日のうちに本人から聞き取りを行い、市教育委員会に報告しました。市が児童相談所へ通報し、翌日、一時保護となりました」
教頭先生のお話です。
この対応に、勇一郎容疑者は怒ったようです。
家族に言わずに自動相談所に通報するのはおかしいと不満をぶつけ、学校の考え方が信頼できないため転校すると宣言。
全くもってモンスターですね。
モンスター級のクレームを学校や教育委員会にもたびたび、ぶつけていたそうです。
そして年が明け2018年1月、ようやく話し合いの場が持たれたのですが、教頭先生がその様子をお話されていました。
「校長、教務、担任、市教委から2名、ご両親の7名で話し合いました。父親は非常に威圧的といいますか、訴えるなどと脅し文句を言われました。“誘拐だ!”“家族を引き離すのか!”“誘拐された親の気持ちがわかるのか”とバーッと言われまして……」
このような内容の理不尽なクレームを、ものすごい剣幕で言ったそうで、学校は、勇一郎容疑者の圧に屈し、心愛ちゃんを保護する際は父親に情報を公開するという念書を書いて渡したとの事。
その数日後、市の教育委員会は心愛ちゃんが勇気をもってSOSを発信した、あのアンケートのコピーまで父親に手渡すという失態を・・・。
心愛ちゃんを一時保護した千葉県柏児童相談所の担当者の方は、
「親族宅で生活をするということで一時保護を解除し、その後2回の面談を経て、’18年2月28日には、自宅に戻す決定をしました」
と経緯を説明されました。
勇一郎容疑者は山崎小に不信感を持ったとして、心愛ちゃんを野田市立二ツ塚小学校に転校させたのです。
二ツ塚小の校長先生は、
「お父さんは、学校が家庭に介入することを拒みました。“家庭訪問するときは私の許可を取ってからにしてください”と言っていました」
と明かされました。
そして児童相談所は、
「児相への不信感を持っていて、拒否するような姿勢でした。……職員が強く怒鳴られることもありました」
アンケートの内容について、心愛ちゃんが父親から叱責されたかどうかはこれからの捜査で明らかになっていくのでしょうが、転校先の学校で実施されたいじめアンケート、2018年6月、11月に行われたもので、心愛ちゃんが虐待について記入することはもうなかったそうです・・・。
アンケートに記入する勇気が無駄になることを、心愛ちゃんは味わってしまったのか・・・もう自分を助けてくれる人は周囲には居ないと言うような絶望感を味わってしまっていたかと思うと本当に悲しくて悲しくて、なんともやりきれない気持ちになります。
家族を暴力的に支配し、学校の面談ですごんでみせた勇一郎容疑者ですが、職場では低姿勢で人当たりのいい別の表情を見せていたそうです。
家でだけ強いって、本当に男としては最低の人間ですね。
このモンスター父親は、いったい心愛ちゃんの何が不満だったのでしょうか?
一時保護時には、心愛ちゃんのこのような優しいお話もあるのです。
「食事の片づけのとき、調理の人に“ごちそうさまです。おいしかったです”って必ずお礼を言っていたらしい。よっぽど厳しくしつけられていたんでしょう」
そして、同級生の1人は、心愛ちゃんからもらった手編みのマフラーを宝物にしているようです。寒がりのこの同級生のために心愛ちゃんが編んでくれたのだといいます。
そんなやさしい子に育った心愛ちゃんの何が不満だったのでしょうか。
残念ながら逮捕されてしまった母親のなぎさ容疑者も、暴力で支配されていたとはいえ、助けれない間でも子ども2人を連れて、勇一郎容疑者から逃げ出すことは出来なかったのでしょうか?
母親なら、どのような事をしてでも我が子の命を1番と考えて動くとは思うのですが、それだけ勇一郎容疑者の暴力に拘束が強すぎて逃げ出すこともできなかったのか・・・?
私にはわからない部分も多くあるかとは思いますが、何か心愛ちゃんを亡くならせずには済んだ方法が無かったものかと全く関係のない部外者ながら悔やまれてなりません。
そして人として、親として最低なこの勇一郎容疑者には物凄く思い罪で裁いて欲しいと心より願うばかりです。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
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