中学受験の7つの悩みに3つの親の関わり方|理想の親の関わり方
中学受験の悩み親の関わり方についてこの記事をご覧いただきありがとうございます。
目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
中学受験を目指し始めると親としても様々な悩みが出てきます。
我が家でも現在小学6年生の長女コッコが中学受験を目指していますが、目指し始めた小学5年生になる前の春休みあたりから、今日までどれほどの悩みを量産してきたか・・・
しかし、同じ中学受験生を持つ親としてはある程度悩みの種類なども共通する部分もあるかと思います。
- 中学受験生の親の悩みとして
- 自分から勉強をしない
- 要領が悪い
- マイペースで間に合わないのではないかという不安
- 受験を押し付けたくはないが出遅れたくはなく焦りの気持ち
- 本人の意思を尊重したいがその度合いに悩む
- 塾選び志望校選び
- 勉強の取捨選択
ざっと挙げてもこれくらいは1度は悩みとして頭をよぎる事であるかと思います。
こういった悩みも含め、この記事では私が先日読んだ、中学受験専門塾の講師の方の記事と私の実際の体験をもとに
- 中学受験の悩み親の関わり方|子どもの自己認識
- 中学受験の悩み親の関わり方|受験戦略
- 中学受験の悩み親の関わり方|学習理解
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
中学受験の悩み親の関わり方|子どもの自己認識
中学受験を目指しているお子さんの中には、大手進学塾に通われている子が多くを占めていると思います。
しかし、いくら塾に通っていても家庭学習でしっかり復讐を繰り返ししていかないと厳しい中学受験は戦えません。
そんな家庭学習中の親の関わり方としてはどのように関わっていくのが良いのでしょう。
母もこの事は、コッコちゃんが中学受験を目指し始めて1年以上経ちましたがいま試行錯誤している部分です。
私が読んだ中学受験専門塾の講師の方の記事では
- 子どもの現状把握
- 何が得意でどこで躓いているか
- 子どもにとっての適切な問題を見抜き対策をとる
以上の事が大切であると書かれています。
それにはまず、親が子どもをしっかりと観察する事。
例えば、子どもが算数の問題を解いていて手が止まった時は、すぐに答えを教えるのではなく
『今、この問題では何を聞かれているか?』
『何が解れば解けるのか?』
こういう風に子どもに声掛けをしながら接していけば良いとの事。
現在は我が家では、この声掛けは昨年からしていました。
しかし、コッコちゃんは口ごたえはしますがこの声掛けにより止まっていた思考が動き出し、前には進もうとしていました。
私は声の掛け方が下手だったので思わず反撃を受けてしまいましたが、親がこうして合いの手を入れてあげればそこから思考が再スタートして解けてしまう事もありました。
次にしてはいけない関わり方についてです。
中学受験専門塾の講師の方や、中学受験専門で家庭教師をされている先生の記事でも、中学受験を始めると親はわが子と周囲の中学受験生を比べてしまいがちとの事。
そうすると子どもの欠点ばかりに目が行き、子どもの勉強の進捗が悪いと
『さっさと解きなさい!』
『宿題を早く終わらせなさい!ほかの受験生の子なんてこんな宿題とっくに終わらせ他の勉強してるよ!』
などと嫌味を含め言ってしまうものです。
確かに私にも心当たりはありました。
私の場合は、コッコちゃんがボーとしていたり、勉強の進捗具合が悪いと、他の受験生の子はもっと熱心にもっと真剣にスラスラ解きながら勉強しているのだろうなと思うと余計に焦り、上のようなセリフが出てしまっていました。
しかし、これも実体験から言えることですが、こんな言葉をかけられて頑張ろうと思う子なんていないと思います。
どちらかと言うと逆効果になる事が殆どでした。
人にはそれぞれ特性があります。
マイペースな子は親からみると
『なんでうちの子は何をやっても遅いのだろう』
と思ってしまいますし私も思っていました。
そういう子は物事をじっくり考えることができる、丁寧で慎重などの良さを持っているのです。
(コッコちゃんは遅いときはボーとしているだけで、やる気のある時は速いです。しかし実のところ速いからこそ横着でそそっかしい、問題をキチンと読まないなどのミスをおかすという特性があります)
中学受験で大切なのは、子どもを気持ち良く勉強させる事と中学受験専門の家庭教師の先生の記事にもありました。
親としてどう関わっていくかは、子どもの短所ばかりを見ずに短所の裏には長所がある事を認めてあげて、その長所が伸びるような声掛けをしていってあげると、子どもが前向きになれる関わり方が出来ると思います。
実際に今、私はコッコちゃんの長所、実は負けず嫌いという部分を伸ばすため、まずははは自身がコッコちゃんの中学受験勉強のライバルになるために中学受勉強を始めました。
コッコちゃんが解いている問題を母が解けなかったら馬鹿にしてくるようなコッコちゃんです。
母が中学受験勉をはじめコッコちゃんよりも問題が解ける様になっていけば、母には負けたくないと思うコッコちゃんは今以上に頑張るであろうという母の狙いです。
中学受験勉強中の声掛けは、ネガティブな事は言わずに肯定的なポジティブな声掛けを心掛ける様にするのがこの時期の親の関わり方の大切な部分であるとの事です。
中学受験の悩み親の関わり方|受験戦略
次に中学受験を戦う戦略面についてご紹介させて頂きます。
中学受験専門の塾に通い始めると、毎日の勉強は欠かす事はありません。
塾は学年が上がるごとに勉強量が増えていきます。
それを無理なくこなせるような子であれば良いのですが、我が家のコッコちゃんも含め、そんな子はほとんどいないのではないのでしょうか?
とママ友達の話を聞いていても、どこも皆一緒なんだなと最近思い始めている母です。
この膨大な勉強量をこなしていくには、やはり『やらせる』勉強から『できる状況に変える』のが必要とのこと。
この対策として3つのステップに分けて紹介させていました。
- ステップ1:動機付けと現状確認
- ステップ2:基本のスケジューリング
- ステップ3:目的達成型のスケジューリング
以上の3ステップを踏んで対策していきます。
ステップ1:動機付けと現状確認
中学受験のゴールは志望校に合格することです。
そのゴールを目標にし、それを実現するための最善の道を見つけることが大切です。
目指す事は子どもが、志望校の受験問題を実際に解ける様になる事。
実際の入試当日にコッコちゃんが志望校の問題を実際に解けるようになっている事。
ここを目指し今勉強しているわけです。
当たり前の事ですが、中学受験勉強をしていると勉強することが目的になり何の為にしているかを意識しないで勉強してしまい、つらい、しんどいという気持ちだけが先立つような気分になっることもあります。
そうならないために、限られた時間でやるべきこととやらなくて良い事の取捨選択する判断基準を作ります。
目標を具体化すると、現状とのギャップが見えてきます。
例えば、コッコちゃんは関西で中学受験をするわけですが、関西では国語算数理科と3科目で受験できる中学校が多くあります。
そしてコッコちゃんが第1志望とする中学校は3科目受験なのです。
5年生の終わりくらいまでは、余裕があれば社会も勉強していき受験校の幅を増やせていければとも考えていましたが、実際は3科目でも余裕がなく、私はコッコちゃんと相談した結果、社会に費やす時間を少しでも得意な算数を今以上に伸ばす事に使い、第1志望校への合格率を少しでも上げることを選びました。
取捨選択と言う意味では、社会を勉強して受験校の幅を広げることを捨て、算数の強化に力を入れ第一志望校への合格率を少しでも上げようとしたのです。
やりたいこと、やらなくてはいけない事が多すぎて何から手をつけたら良いかわからなくなるという事を避けるためにも、現実的に出来ることやれることから手をつけていき、結果出来ないと思ったことは捨ててしまうというのも戦略的には大切だと思います。
何をするべきか見えた方が子どもも頑張るべきことが明確化され頑張りやすいとも思います。
ステップ2:基本のスケジューリング
やるべきことを決めたら、次はそれにどれだけの時間をかけていくかの相談です。
コッコちゃんの1週間のスケジュールは私が作りました。
コッコちゃんに見せて異論がなかったので今のところはそのスケジュールで日々中学受験生としての生活を送っています。
本当は子どもにスケジュールを作らせた方が良いと、私が読んだ中学受験専門塾の講師の方の記事にも書かれていたのですが、コッコちゃんスケジュールを作るのにも凄く時間がかかってしまい、それこそスケジュール作成で大切な1日を棒に振りそうであったので、母が仕方なく作成しその都度コッコちゃんにこれでできるかと確認して作成しました。
今のところは特に問題なくスケジュール通りに出来ていますが、コッコちゃんとも話し合い今後問題が出てくればその都度修正はしていく予定です。
ステップ3:目標達成型のスケジューリング
週単位のスケジュールは出来ました。
次は中学受験本番までの月単位のスケジュールです。
学校の行事で運動会や修学旅行などもあり、どうしても週単位のスケジュール通りいかなくなることも出てきますので、この目標達成型のスケジュールには『何月までにここまでは終わらせる』『何月までにこの科目のこの単元は理解しておく』などの具体的な学習の進捗の予定も立てておきます。
そうすることにより予定通りに進んでいれば問題なく、万が一予定通りでは無くなっていれば早い段階で気づき修正することも可能であるからです。
全て予定通りにはいかないでしょうけど、大筋予定からずれてしまう事を避けるためにもこの月単位のスケジュール作成も有効であると思います。
中学受験の悩み親の関わり方|学習理解
スケジュールの作成は出来たとはいえ、子どもの状況に合わせて学習を進めていくわけですから、小学生の子どもです、いつも同じペースで順調に勉強を進められるとは限りません。
我が家で作成したスケジュールも5年生の時のコッコちゃんの学習ペースを踏まえ作成したものでしたので、5年生の初期の段階でスケジュール作成したものなら何度も何度も修正が必要であったと思われます。
そこでスケジュール通り行くとは限らないという事も踏まえ、ある程度の学習サイクルも立てておくのです。
学ぶためのサイクルの例
目的・・・今週はどの単元をできるようになりたいかというような1週間での目標を立てる。
準備・・・テキストなどに先に目を通し、次の授業で習う事の意付けをする
授業・・・先生の解説をメモして、理解できた、あやふや、わからないを〇△×と自分の理解度を明確にする。
復習・・・その日授業で習ったことを振り返る。
演習・・・△マークを優先的に解く。
確認・・・解き方や知識を再確認し、テストの準備をする。
テスト・・・出来ているところ出来ていないところを点検する。
直し・・・出来ていないところについて、ここまでの学習のサイクルのどのステップに問題があるのかを確認し修正方法を考える。
これは理想のサイクルですが、このサイクルが徐々にスムーズに流れる様に努力していくうえで、今までよりもより効果的な学習サイクルが出来ていくようにしていきます。
最後に私が読んだ記事の講師の方のお言葉で、すごく心に響いたことがありましたのでご紹介させて頂きます。
【中学受験で成績が上がらないのは、お子さんの能力のせいではありません。まして、親御さんのせいでもありません。誰のせいではなく、中学受験のしくみを誰も教えてくれていないことが問題なのです。何をどうすればいいのかわからないまま、ただ塾の言われた通りにやるしかない、でもそれをやっていると勉強が回らない。だから不安になってしまうのです。】
昨年の私の心境をそのまま言い当てられた感じでドキッとしましたね。
そして凄く心に響きました。
この状況に陥って抜け出すのは、今までのやり方を変えることを恐れずに、目標を再確認し、そのためにどうすれば良いかを考えて合格する為に何が必要かを考え、やり方を変えていくのも1つの方法だと思います。
私も試行錯誤しながらああでもない、こうでもないと家庭学習の方法は何度も変えてきました。
今後も改善の余地はあるものの、今はコッコちゃんが少し前向きになりやる気も出てきたこともあり、今のところは以前に比べれば少々マシになってきたような気がします。
中学受験をこれから目指す親御様には少しでもご参考にして頂きますと幸いです。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
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