暗記で覚えやすいペンの色は青?|ピンクの紙に青ペンで
暗記で覚えやすいペンの色は青?についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
目指せ中学受験!サイト管理人のコッコママと申します。
この記事では、元宝塚の女優、早霧せいなさんが、セリフを覚えるのに青色のペンで書いたメモが効果的だったとお話されていた記事を読み、青ペンが記憶に良いという事についてを
- 暗記で覚えやすいペンの色は青?|黒色と違うと脳が反応
- 暗記で覚えやすいペンの色は青?|赤はストレスがかかる?
- 暗記で覚えやすいペンの色は青?|記憶と記録
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
暗記で覚えやすいペンの色は青?|黒色と違うと脳が反応
元宝塚トップスター早霧せいなさんの記憶法
早霧さんはピンクの紙に青色ペンで書くのが、一番覚えやすいと言いわれております。
宝塚には一回台本を見ると、すぐに覚えてしまう俳優も多いそうですが、早霧さんはそうではなかったのでかなりの努力を強いられていたようです。
そのセリフの暗記の仕方が、ひたすら青色ペンで書いて、そのセリフを声に出し、耳にたたき込む。
ただただ、その繰り返しだったとの事。
その暗記法が、何故効果的だったのかを、脳と記憶について研究する、東京大学大学院薬学系研究科の助教授の佐々木拓哉先生が解説しておられました。
佐々木先生によると、人間の脳は「新しいもの」を覚えやすい性質があるとの事。新聞も教科書も、仕事で使う資料も、多くは黒字で書かれていることが多いので、黒とは違う色で書かれている場合、脳が反応して記憶しやすいそうです。
確かに、それは無意識ではありますが私にも経験がありますね。
長文の仕事の資料なども赤字で書かれている文章に関しては、丸暗記をしらないうちにしてしまっていたりするものです。
佐々木先生によれば、脳は今までの人生で培ってきた経験とは違うことを検出しやすいメカニズムがあるとの事。脳には通常と違う、違和感を感じるとその違和感に反応するというメカニズムがあり、だから、違和感があると、その違和感い結びつく情報を検出しやすいのです。
これを予測誤差というそうです。
暗記で覚えやすいペンの色は青?|赤はストレスがかかる?
何故青色が効果的?
佐々木先生は、記憶には感情が関係していると書かれております。
青や緑は心も落ち着き脳にも優しい色ですね。
一方、赤のような興奮しやすい色は一瞬なら記憶に残りやすいものの、一方で長時間、見ているとストレスを感じるといいます。
脳はストレスに弱いのです。
ですので、赤い文字をずっと見ていると、脳の機能が弱ってきてしまうそうです。
ベストとしては、計算問題など暗記する必要がない場合は黒、歴史の登場人物など記憶が必要な単語は青や緑、そしてテスト直前の超短期間で頭にたたき込みたい場合は赤と色を使い分けることが記憶には効果的なようです。
しかし、ずっと同じ色を使っていると、脳がそれに慣れてしまうので、交互に青と緑を使い分けるようにして、脳を慣れさせずに色を使う効果を常に発揮させる必要もあるとの事。
その他には、注意しなければいけない事としては、文字の太さです。脳の処理能力には限界があります。
「あれ?これって何を書いているのだろう?」
などと一生懸命見ると、そこに集中力を使ってしまい、記憶するときに弊害があるそうです。
薄い文字や、細い文字は記憶によくないとの事なので、コッコちゃんには至急、ミミズのはったような薄く細い文字はやめるように言わなきゃいけません。
暗記で覚えやすいペンの色は青?|記憶と記録
記憶と記録
脳は何百億の細胞から構成されています。理論上は人間の脳はコンピューターよりも複雑なことが出来ると佐々木先生も書かれております。
ただ、本来はコンピューターよりも凄いかも知れない人間の脳の機能のすべてが現在では解明されているわけではないのです。
自分の体なのに、わからないことがあるって本当に変な気分ですよね。
コンピューターが記録を残すとすれば、人間が残すのは記憶です。
でも、なぜ、人間はどんどん重ね書きされる記憶を選んだのでしょうか。
ぴったり合わなければ間違いというのがコンピューター。あいまいさは許されません。
人間の脳は違和感に反応しますが、すべての違和感を「異常」と認識していたら、人間の生活は成り立ちません。
一方、記録は一度異常だと思ったらそこを警戒します。
パソコンや紙に書いても変わりません。
人間はあいまいさを併せ持つ脳がメモリなので、忘れる事やあいまいで過ごす事もできるので生きていけるのかもしれませんね。
今回は、コッコちゃんが中学入学後のノートの取り方で色ペンを使うときの色について学べました。
そして、今コッコちゃんが書いている細くて薄い字を書くことが頻繁にあるのが、どれだけ記憶の定着の妨げになるかという事もわかったのも収穫でした。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。