子ども見守り地域に定着大阪府熊取町|神戸医療福祉大の鈴木大介准教授も評価
また、子ども見守り隊とは別の形で見守りをする団体も町の防犯力を高めているのが熊取町です。
地域の愛犬家で作る
「わんだふるくらぶ」
は犬の散歩時の見守り活動が柱です。
気軽に参加でき、隊員がいない登下校以外の時間に目を配る効果もあります。専門知識を伝える警察官OB組織もあり、相互に連携しているとの事で心強いですね。
地域の見守り活動に詳しい神戸医療福祉大の鈴木大介准教授は熊取町の取り組みを
「事件が未解決で地域の関心が比較的高い上、多様な取り組みが補い合いうまく機能している」
と評価されています。
「各自ができる範囲での参加を認める寛容さが大切」
との補足もされていました。
散歩や買い物、清掃といった日常生活に見守りの意識を加えることで、続けやすく目が届かない範囲も減らせると言われ、
「さまざまな活動が成り立つ『参加のグラデーション化』がポイント」
と強調しておられました。
この事件から15年が経過した2018年現在。
正直、全国を見渡せば、小学生の子どものような幼い子が犠牲になる事件は増えてきている気がします。
各地が民間と行政がうまく連携して、熊取町のように子どもの見守りに対する意識を高め、耳を塞ぎたくなるような幼い子供が犠牲になるような事件を根絶できればと心から思います。
この記事でのご紹介は以上になります。
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