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2019年度から全国学力テストの出題形式を変更|苦手分野の克服という目的は今後も変わらずのはずですが・・・
全国学力テストの主な目的は全国的な児童・生徒の学力を把握し、苦手分野の克服を図ることです。
2007年度に全国学力テストが現行方式で始まって以降、下位県の成績が上昇し、上位県との差が縮まるという成果は出ております。
一方で、B問題の正答率がA問題を上回ったことはこれまでは一度もありません。
この事については、長年の指摘を受けながらも思考力などに裏打ちされた応用力が伸び悩む状況は改善されず、有効な指導法も示されていないままでした。
そうした中でA、B問題を統一することは、児童・生徒がどこでつまずいたのかを不明確にし、対策を立てにくくすることにつながらないかという事も懸念されています。
全国学力テストには約50億円の費用がかかります。
巨額を投じるテストの役割は、自治体や学校間の正答率競争をあおることではないという意見も出ています。
全国学力テストは、本来の目的のために、文科省には過去のテスト結果も踏まえた継続的な分析によって苦手分野を明確に浮き彫りにし、各児童・生徒の苦手分野の克服への対策を明確にしていってほしいものだと思います。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。