いじめ相談アプリが千葉県柏市の全中学校で導入|相談内容は?
STOPitのアプリを使った報告、相談は、学校名と学年だけが市の教育委員会側に伝わる仕組みで、指導主事や学校心理士とやり取りでき、本人の申し出を受けて学校側と情報を共有して解決方法を探ることができるようになっています。
千葉大などによると、アプリでの報告、相談は現在で133件あるようで、これまでの電話12件とメール3件の計15件と比べるとおよそ9倍の利用があった事を見ると、電話やメールのみよりも相談しやすいツールになっているように思われます。
報告・相談内容は、
「本人のいじめ」が最も多い37件(全体の約28%)で、
家族との人間関係など「その他の相談」が27件(同20%)、
「相談以外(あいさつや問い合わせなど)」が24件(同18%)でした。
「本人以外のいじめ」の通報は11件(同8%)あり、「ネットトラブル」は8件(同6%)となっています。
柏市児童生徒課の副参事は
「いじめ相談が目的だったが、家族や部活動などさまざまな悩みが寄せられた。子どもたちのニーズに合ったツールで、SOSをしっかり受け止めていきたい」
と話されています。
本年度はモデル校を選び小学校での導入も検討しているようです。
千葉大によると、ストップイットとネットいじめを防ぐ授業は本年度から野田市と山武市にも拡大する見込みとの事。
千葉大教育学部付属教員養成開発センター特別研究員でストップイットジャパンの谷山社長は
「授業とセットでいじめについて考え、悩みは抱え込まず相談してほしい」
と、アプリの活用を呼び掛けられております。
ストップイットは、米国で約6千校329万人、国内では中学生を中心に約100校5万人の利用を見込むとの事。
現に中学生の生徒にはいじめ以外にも人に身近な人に相談しにくい悩みなどもあるでしょうし、もしクラスでいじめが起きていても先生などに報告したら今度は自分が標的にされるという心理から見て見ぬふりをせざるを得ないような事もあると思いますので、このストップイットは使い方次第では本当に中学生を中心とした学生の心を救えるツールになるのではないでしょうか?
是非、ストップイットがいじめや中学生のお子様たちの救いのアプリになる事を、また全国区で多く活用される事を期待しております。
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